とむらい機関車(探偵クラブ)

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著者 : 大阪圭吉
  • 国書刊行会 (1992年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336033611

とむらい機関車(探偵クラブ)の感想・レビュー・書評

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  • 【デパートの絞刑吏】【死の快走船】【気狂い機関車】【とむらい機関車】【燈台鬼】【闖入者】【三狂人】【白妖】【あやつり裁判】【銀座幽霊】【動かぬ鯨群】【寒の夜晴れ】【坑鬼】【幽霊妻】14編収録。

    大阪圭吉の代表作ばかり収録された短編集。
    幻想やユーモアを交えた短編を収録した創元推理文庫版ではなく、本格の王道といった短編ばかりを集めたこちらをチョイス。文体が古く若干読み難さはあるものの、どれも巧みな伏線やミスディレクションが光ります。
    マイベストは【坑鬼】。海底炭鉱という特殊な舞台設定を活かし様々な謎を一気に解決するプロットは完璧な出来。
    また、奇怪なムードとトリックのキレが素晴らしい【三狂人】、叙情的でホワイダニットに意外性のある【とむらい機関車】も好みです。

  • 北村薫「ミステリ十二ヶ月」より。14編の短編集。戦前を代表する本格短編の第一人者だそうだ。最初の『デパートの絞刑吏』は別の本で読んだことがあると思う。アドバルーンにやられるという。なんせ昔の人の本なので、漢字とか表記が読みづらかったり、機関車の話とかいまいち分かりにくいところもあって、読むのに時間がかかった。精神科病院が脳病院とされてるのにはびっくり。でもこの話は良かった。幽霊が多いのも時代だろうか。『デパートの絞刑吏』、『とむらい機関車』、『三狂人』、『あやつり裁判』は特に面白かった。

  • 「デパートの絞刑吏」 で 〈新青年〉 に登場した大阪圭吉は、不可能興味あふれる発端、緻密な論理性でドイルの流れをつぐ本格派と評された。日曜日毎に繰りかえされる奇怪な轢死事件の意外な真相 「とむらい機関車」、沈没した捕鯨船の乗組員がある夜帰ってきた……壮大なスケールの海洋ミステリ 「動かぬ鯨群」、雪降るクリスマスの夜、平和な一家を襲った惨劇 「寒の夜晴れ」、炭鉱内に出没する姿なき殺人鬼の謎 「坑鬼」他、戦前最高の本格作家として再評価著しい大阪圭吉の傑作群を収録。

    【収録作品】 デパ-トの絞刑吏/死の快走船/気狂い機関車/とむらい機関車/灯台鬼/闖入者/三狂人/白妖/あやつり裁判/銀座幽霊/動かぬ鯨群/寒の夜晴れ/坑鬼/幽霊妻/解説(鮎川哲也)

    意表をつくトリックばかりで目が点といった感じなのは、昭和初期の作品だからこそなのかもしれませんね。
    昔の作品ではありますが、ストレスなく読めました。
    舞台に時代を感じる部分もあり、よく理解できない部分もありましたが、それが面白さを損なうことはありませんでした。

  • イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/5350747.html)
    (収録作品)幽霊妻/坑鬼/寒の夜晴れ/動かなぬ鯨群/銀座幽霊/あやつり裁判/白妖/三狂人/闖入者/燈台鬼/とむらい機関車/気狂い機関車/死の快走船/デパートの絞刑吏

  • 飛び込みを巻き込むたびに弔花を飾る蒸気機関車(「とむらい機関車」)、赤くてツルツル、ぐにゃぐにゃの、まるで茹で蛸のような幽霊のあらわれたと言う燈台(「燈台鬼」)、「トントン」「歌姫」「怪我人」と呼ばれる患者のすむ寂れた脳病院(「三狂人」)、蒸せ返るような暑さと海とに囲まれた地底深くの暗い炭坑(「坑鬼」)等々、真相が二転三転するタイプの小説ではないが、緻密な推理と怪奇の世界とのあいだを行き来させられるかのような道具立て、舞台がとにかく魅力的。高橋葉介の絵が合いそう。

  • 「デパートの絞刑吏」「死の快走船」「気狂い機関車」「とむらい機関車」人を轢くことが多いことからとむらい機関車と名付けられた機関車が毎週一度同地点で豚を轢く事故が発生する。意外な真相モノ。「燈台鬼」「闖入者」「三狂人」「白妖」「あやつり裁判」「銀座幽霊」「動かぬ鯨群」「寒の夜晴れ」「坑鬼」「幽霊妻」

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