ロープとリングの事件 世界探偵小説全集 (8)

  • 国書刊行会
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本棚登録 : 30
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336036780

感想・レビュー・書評

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  • 「三人の名探偵のための事件」を読んだ直後だったため、面白く読めたけれどあれに勝る面白さは感じられなかった。
    ビーフ元警部のキャラはこちらの方が立っていたけれど。

  • 1995年3月10日、初、並、帯付
    2015年2月16日白子BF

  •  う~ん、これは楽しい。連続して起こる青年ボクサーの自殺偽装殺人事件。周囲の環境も状況も関係者も全く異なり、一見脈絡のない事件のように見えていながら実はお互いに連関している、と見せかけて実は物理的には関係ないんだけど物語的には大きな関係ある。何言ってんだおまえ、とか言われそうだけど、読んだ人ならわかると思う。この手のどんでん返し、最初から計画的に仕組まれてやる例はあるけれど、そうではないミスリードというところがうまい。そのプロットももちろんだがさらに魅力的なのが、全然らしくないけどホームズ役のビーフとこれはまた輪をかけて道化役ワトソンのタウンゼンドの掛け合い。この抱腹絶倒のコンビの活躍だけでも十分読む価値がある。古き良き時代のミステリの薫風にユーモアで存分に味付けしたうえでの正面きっての意外な謎解き。すばらしい。

  • うまい。
    欲を言えば、もうちょっとワトソン役に知性があるほうが好みではある。
    まぁ、とりあえずうまい。

  • 名探偵ビーフ巡査部長モノ。捜査にかこつけてワトソン役を引き連れてパブのハシゴしまくるビーフとか、潜入捜査なのにいろいろバレバレのビーフとか、愉快なキャラクターが楽しめました。英国ミステリーだなぁという雰囲気を楽しみつつ、ミステリネタ的にはまぁあんなもんかなぁという印象。

  • 2010/5/5購入
    2018/10/11読了

  • <pre><b>1920〜40年代、英米の本格探偵小説は、クイーン、
    カー、クリスティーら輝かしい才能の登場とともに
    黄金時代を迎えた。不可能犯罪、アリバイ破り、名
    探偵の活躍。魅力的な謎、巧みなミスディレクショ
    ンと論理のアクロバット。パズラーの頂点をきわめ
    た本格派の傑作をはじめ、不当にも紹介の遅れてい
    た巨匠の代表作、幻の名作を多数収録、永遠のクラ
    シックを厳選して贈る夢の探偵小説コレクション。
     校内のボクシング試合の翌朝、勝者の青年は首吊
    り死体で発見された。検死審問の評決は「自殺」だ
    った。しかし、その結果に疑問をいだいたビーフ巡
    査部長は事件の調査に乗り出した。そして第二の事
    件が……。</b>
    (国書刊行会オンライン・ブックショップ紹介文 より)

    資料番号:010472355
    請求記号:933.7/セ/8
    形態:図書</pre>

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著者プロフィール

Leo Bruce
レオ・ブルース
1903年、ケント州イーデンブリッジ生まれ。本名ルーパート・クロフト-クック。さまざまな著作活動を行いながら、ブルース名義で1936年に最初の本格ミステリー『三人の名探偵のための事件』(扶桑社ミステリー)を発表。ビーフ巡査部長を探偵役とする長篇を8作刊行したのち、『死の扉』(創元推理文庫)で新たな探偵キャロラス・ディーンを登場させる。その後計23作のディーン・シリーズを遺し、1979年死去。

〈扶桑社ミステリーのレオ・ブルース作品〉
『三人の名探偵のための事件』
『ミンコット荘に死す』
『ハイキャッスル屋敷の死』
『ビーフ巡査部長のための事件』

「2022年 『レオ・ブルース短編全集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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