架空の町 (書物の王国)

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制作 : 岡本 綺堂  大場 正史  多田 智満子  渡辺 一夫  西条 八十 
  • 国書刊行会 (1997年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336040015

架空の町 (書物の王国)の感想・レビュー・書評

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  • 頭がくらくらしました。
    この書物の中には、この世ではない何処かにある町や国が押し込められていて、ページを捲ったら最後、町のざわめき、あるいは静寂の彼方へ連れ去られてしまいます。
    とにかく読み終えて一番はじめに感じたことは、『架空の町』はそんなに幸せそうな場所ではないなと 笑 
    この町は狂気の一歩手前、はたまた阿片や麻酔によるエクスタシイの向こう側に本来は眠っているものなのかもしれません。

    長い旅の途中。町のなかで迷い込んだ路地裏や知らない横道。部屋の片隅に忍び寄る夜の気配・・・。架空の町への入り口は意外と何処にでもあるようです。けれど行ってやろうと狙って行ける場所はひとつとしてないです。気まぐれのように訪れる日常とのほんの少しのズレに、思いがけず同化したものだけが、そのチャンスを与えられるようです。
    そしてお決まりのように大体の処には二度と行けません。だから、他の人に話しても笑われる、信じてもらえない。厄介な場所です。逆に何度も行けるところほど実は恐ろしいもののようです。欲に目が眩んだり妖しさに取り憑かれたら最期、その世界から二度と生きて帰れないことが多そうですね。
    でも、まあ、そんな体験するはずがないと思っている人は沢山いるでしょう。それでは一度、身近にある『架空の町』として、萩原朔太郎の『猫町』そしてつげ義春の『猫町紀行』ぜひ読んでみてください。『猫町』は散歩好きの方にオススメだと思います。
    例えば、いつもとほんの少し違う行動を起こしたとき(散歩の道順をかえたり、横道にそれたり、迷子になったり!)あれっ?て思ったことありませんか。見慣れているはずの場所が不思議と知らない場所のように感じたり、今まで気づかなかったお店に出会ったり、雨上がりの町が輝いていたり。
    例えば、行きたいのにどうしても辿り着けない目的地があるとか、そこに行くまでに数々の障害にあたって、なかなか辿り着けないとか。まるで自分が足を踏み入れるのを拒んでいるような。そんな経験したことありませんか。
    そこにはもしかしたら、あなたが開くべき運命の『架空の町』への扉が眠っているのかもしれません・・・なーんてね。

  • 既読話がけっこうあるけど同じシリーズの夢よりは面白かった。山尾悠子「遠近法」城昌幸「ママゴト」稲垣足穂「薄い街」あたり味わいが好き。

  • 山尾悠子すごい

  • 「ここではない、どこか」を熾烈に思い描くことから、なべての神話伝説や幻想譚は幕を開ける。ユートピア、隠れ里、異界…架空の町をテーマにした、古今東西の物語を集めたアンソロジー。

  •  全20巻 揃  第1巻

    鴎外・鏡花・シェイクスピア・バルザック等はもちろんのこと、ギリシア神話、中国の怪談、インドの説話、江戸の随筆、そして現代文学まで、時間と国の枠を超えたまったく新しい文学シリーズ!! 古今東西の文学作品に繰り返し現れる、不思議で魅力溢れるテーマ別に各巻を編集。従来のアンソロジーではほとんど視野に入らなかった日本の古典文学も、現代語訳で多数収録。

    『書物の王国1 -架空の町』
    『書物の王国2 -夢』
    『書物の王国3 王侯』
    『書物の王国4 月』
    『書物の王国5 植物』
    『書物の王国6 鉱物』
    『書物の王国7 人形』
    『書物の王国8 美少年』
    『書物の王国9 両性具有』
    『書物の王国10 同性愛』
    『書物の王国11 分身』
    『書物の王国12 吸血鬼』
    『書物の王国13 芸術家』
    『書物の王国14 美食』
    『書物の王国15 奇跡』
    『書物の王国16 復讐』
    『書物の王国17 怪獣』
    『書物の王国18 妖怪』
    『書物の王国19 王朝』
    『書物の王国20 義経』

  • 文体が古いし、合わない小説が多かったので読むのが大変でした。

  • どこかにあるかもしれない、まち。

    あるテーマごとに古今東西の書物の中から抜粋して集められた集大成。
    色々なテーマがある中、この「架空の町」に惹かれたためここから手を付けた。
    ・・・までは良かったのだが、どうもこの文章は読む気にならない。
    3分の1程度読んだところで音を上げてしまった。

    著者は様々・・・にもかかわらず読み通せなかった。既読の『猫町』ですら。

    機会があればまた読む事もあるだろう。

  • 架空の町について書かれた作品を集めた本いいな と思うものもあればへ? っと思うものも好みですから

  • 書物の王国シリーズの第1巻 (全20巻)

  • 書物の王国シリーズの「架空の町」編。
    このシリーズ、どういう基準でテーマを決めているのか知らないけれど、どれもこれも興味を引くテーマばかり。全部集めたい。

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