ヴィーナス・プラスX (未来の文学)
49人が登録
★3.50
| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
みんなのタグ
みんなの感想・レビュー・書評
[ 内容 ] チャーリー・ジョンズが目を覚ましたのは、謎の世界レダム。 銀色の空に覆われ、荒唐無稽な建物がそびえ立ち、奇天烈な服を着た“男でもなく女でもない”住人が闊歩している世界だった。 故郷に戻りたがるチャーリーに、レダム人たちが持ち出した交換条件は「あなたの目で私たちの文明を評価して下さい」。 彼は承諾した。 自分の本当の運命も知らずに―異空間での冒険とアメリカの平凡な家庭生活の情... 続きを読む »
なかなか読みにくい。難解ではないのだが、男の、未来世界に飛ばされた後の話しと、飛ばされる前の話しが交互に語られ、話しがどっちにむくのかが、なかなかわからない。が、最後までよむと納得します。
これは、理想社会なのか、それともデストピアなのかは、解釈のわかれるところです。
両性具有の世界レダムに連れてこられた主人公チャールズ・ジョンズ。
そこで見知り、あぶり出される性と文化。60年代アメリカの風景が幕間に挟まれていくのも効果的。
後半の畳み掛けるようなどんでん返しもあり、いろいろ考えさせられ、一気に読ませる傑作。
私がスタージョンに求めていたのとは違う、まっとうな面白さ。いや、面白かった。ジェンダーとかユートピアとか7,80年代にはやったよね、とか斜に構えて読み始めても、あっという間にのめりこんでる。最後まで一つも先回りできないまま、一気に読んでしまう。理想郷が存在しないのはなぜか、これを読めばよぅく分かります。
「あなたたちホモ・サピエンスはいつもそうだ。自分が信じたいと思うことを信じさせてくれる相手だったら、どんな相手の言うことだって聞く」
面白かったよ!オチがよいです。
ひっくり返された。
ただ同時進行される典型的(?)アメリカンな生活描写の意味があまりわからなかった…
普通にSF。主人公が性別がないっぽい人たちばかりの世界にタイムスリップしたっぽいところから始まる。普通っぽいSFだなあと思った。結構面白かったのに、最後のほうで意味が分からなくなったので四つ。ヴォネガットみたいなSFより、こういうしっかりした設定マニア系のSFのほうが俺は好きだなと思った。一応ジェンダー論っぽい感じだっけどよくわからん。もうちょい簡単なSFのほうが素直に楽しめそう。ル・グウィンもスタージョンの文脈の作家だということを知った。






