宇宙舟歌 (未来の文学)

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制作 : R.A. Lafferty  柳下 毅一郎 
  • 国書刊行会 (2005年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336045706

宇宙舟歌 (未来の文学)の感想・レビュー・書評

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  • ラファティは難解な文章が多いとされるが,本書はとても読み易い.それでいてラファティらしさは十分含まれるので,ラファティ一冊目として良いかもしれない.オデュッセイアを元ネタとしているとはいえ,知らなくとも問題なし.オススメ.

  • 宇宙版『オデュッセイア』。世界中の神話を引用した法螺話が続出する。そのあけっぴろげで大風呂敷を広げた語り口がジョイスの『ユリシーズ』でパブに群れ集う酔っ払い同士のあけすけな会話を思い出させる。作家がアイルランド系の生まれというのが納得できる独特の作風。アイリッシュが好きな人には絶好の読物。抱腹絶倒しつつ、英雄の孤独というものを噛みしめることができる。

  • 宇宙のワクワク冒険。「舌を切られたからまた生やした」とか「二本目の舌を生やして二枚舌(嘘つき)になった」とか軽い超展開がロダーリっぽい。面白かった

  • 途中で放ったままだったラファティの長編2冊め。
    ラファティの長編は読みにくいけど慣れるとぐっと引き込まれるのがわかった!

    ロードストラム御一行が、戦争終わって「世界」に帰るまでの寄り道のおはなし。
    下敷きのホメロスの叙事詩「オデュッセイア」に関しては一般常識程度でしか知らないが、十分に楽しめる内容。
    たらふく食って戦って死んだり、宇宙を支える男とちょっとだけ代わったり、世界を賭けた賭けに買ったり負けたり、
    キルケーに動物にされたり、セイレーンの歌の最後の一音を手に入れたり、
    羊男を助けたり、食ったり、食われたり、死んだリ、蘇ったり、<どーん!>ボタンを押したり、火星から地球まで歩いて還ってめでたし、めでたし…ではなく、
    新たなる冒険への旅立ちで終わるのは、冒険譚の慣らい。

    適当で大雑把な冒険譚に、読んでてぼーっとしてくる。で、たまに出てくるSF的科学用語。
    これは、本当にラファティじゃないと書けない。
    「ラファティのように書く作家はどこにもいない。いまだかつて一人もいたことがない」というスタージョンの言葉のとおり。

    「高度に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない。」というのは、.クラークの三原則のひとつ。
    「高度に発達した法螺話は、神話と区別つかない」というのはラファティの法則。
    わかりやすく奇想天外、吾妻ひでおに漫画化してもらいたいなあ。

  • ナンセンスSF。わりと面白かった。

  • ホメーロス『オデュッセイア』を題材に、宇宙を舞台にした英雄叙事詩。荒唐無稽な展開と毒のある設定で脳みそが揺さぶれる。リラックスした週末の夜の読み物。

  • 『オデュッセイア』をモチーフにした宇宙船の物語。
    ロードストラム船長を筆頭に船員は変わり者だらけ。
    本家ばりに辿り着く星で様々冒険?をするところは中身はかなり荒唐無稽。魔術と科学がそれこそ魔女の鍋のようにごった煮された世界はかなり不思議にふわふわとした感覚で読めました。

  • 暑い日に、頭が朦朧としているときに読むとなんかすごいはまった
    。意味なしジョークの大洪水みたいな。ロードストラム船長大好き。

  • 頻繁に変身し、人が簡単に死ぬ。宇宙がそうであるならば、21世紀もなかなか楽しいもんだな。

  • [ 内容 ]
    かのホメロス「オデュッセイア」の舞台を宇宙におきかえ、われらがロードストラム船長とその乗組員たちが繰り広げる大冒険を綴ったラファティ版英雄叙事詩。
    一行が向かうのは、快楽を貪る世界、巨人たちが毎日死ぬまで戦う世界、時間が異様に速く過ぎる世界、そして人喰い世界。
    世界のすべてを支える男の替わりを務めたり、はたまた動物に変身させられたり。
    危機また危機!
    故郷ビッグ・タルサにたどりつくのはいつの日か…奇想天外なアイデアの連続、どす黒いユーモアと幻想的ロマンティシズムに彩られた奇妙奇天烈な豊饒世界。
    偉大なるほら話の語り手、ラファティによる傑作長篇がついに登場。

    [ 目次 ]


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