比類なきジーヴス (ウッドハウス・コレクション)

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制作 : Pelham Grenville Wodehouse  森村 たまき 
  • 国書刊行会 (2005年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336046758

比類なきジーヴス (ウッドハウス・コレクション)の感想・レビュー・書評

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  • コミカライズでハマったので原作を読んでみるチャレンジ。18の章は2つくらいでひとつのエピソードとなっており、短編集?長編?と不思議な構成。訳者あとがきに「本来短編小説として書かれたものを編集、加筆して長編小説の体裁にしたもの」とあり、ほうほうなるほど、と。帯に書かれているような「抱腹絶倒」モノというよりは、じわじわーっと面白くてクスクス笑ってしまう読み心地。少しばかりおバカだけど愛すべきご主人様・バーティの語り口とも相まって、ほのぼのユーモアといった感。恋多きお騒がせ男ビンゴと友達でいられるバーティもすごいけれど、彼に運命を感じたロージーがもしかして一番すごいのかも。

  • 『乙女の読書道』(本の雑誌社)で池澤春菜さんが大絶賛していたジーヴスものに挑戦。
    なかなかビターな英国ユーモアににまにま。

    とにかく登場人物たちが誰も彼も一筋縄ではいかないのです。
    語り手のバーティと彼の完璧な執事・ジーヴスのコンビもさることながら、すぐに恋の虜になってしまうバーティの親友や恐るべき伯母さんなどなど、誰もが「どうだ」とばかりに突き抜けているのだから、どんなことが起こっても不思議じゃない。
    暇とお金を持て余すいい家柄の男たちが、次は何をやらかすのかと目が離せません。
    何せ彼らにかかると牧師の説教さえも、長さを競う賭けごとになってしまうのです。

    本作がおもしろいのは、語り手のバーティが単なるお馬鹿さんではないところ。
    文学や詩の引用をしたり、気の利いた例えを持ち出してくる、賢いお馬鹿さんなのです。
    ばかばかしさにうひゃうひゃ笑っているうちに、なんだか元気になっているという効能付き。
    国書刊行会刊行のウッドハウス・コレクションは全14冊、まだまだ楽しみがたくさんある…うひゃひゃ。

  • 英国ユーモアってこういうのか、と言いたくなるような、このおバカさんっぷり。
    執事・ジーヴスがスーパーなのか、主人・バーティがおバカさん過ぎるのか…
    なんてことのない出来事がなぜか大騒動に。
    テンポのよさと場面設定の変化のバランスがよく、あくせくしないで読み進められる。
    がつがつハマりこんで読む、というより、ちょっとした息抜きに暢気に読む、という、ゆるゆるな感じで読める。
    文春版もでているが、国書の森村さんの訳が個人的には好み☆

  • やっぱりこの主従が好きだ。
    漫画版や、文春文庫の『ジーヴズの事件簿』とかぶってるものがだいたいなので、それらを先に読んでる人はあまり新鮮味はないかもしれない。
    けどこのドタバタと緩い感じのユーモアがくすっと笑わせてくれて癒やされる。

  • たまにちょっと読んで気晴らしする罪のない話として約100年前に書かれた本ということを頭に入れて読まないと、現代のテンポに合わずイライラする。

    アガサ伯母さんが迫力あって怖いのだけれど、その彼女も甥のために付け込まれて詐欺師に騙されるのだからオレオレ詐欺には気をつけなくては。

  • 英国モノが好きな人、モンティパイソンとか・・・(それはワタシです)にオススメです。
    1巻を読んだだけでわかる、この「水〇黄門」のような、「暴れん〇将軍」のような、要するにある意味安心できるこの感じ。時代劇をちょっとイイナと思っている、そこのアナタ!(笑)おすすめです。
    全巻イッキ読みはしないだろうけど、ちょびちょび読みたい作品ではないでしょうか。
    ジーヴスの執事じゃない時の姿は出てくるのか・・・楽しみです。

  • 執事もの。

    バーティーさんをヒュー・グラントと思いながら読むと可愛いな~と思えました

  • 英米では知識人にファンが多いという噂のジーヴス本、ついに本邦でも刊行というわけで、読んでみました。

    ジーヴスというのは執事の名前で、これが何でも解決する完璧なスーパー執事。
    常に丁重で礼儀正しく、控えめでありながら〜やる時ゃやる!?

    バーティという主人の方の視点から語られます。
    バーティはお気楽な独身の紳士で、いたって気は良いが特に能はなく、なぜか巻き込まれ体質。
    友達の恋愛沙汰に振り回されたり、難題を押しつけてくる叔母をごまかすのにあたふたとしているのです。

    名コンビの二人ですが、たまに微妙な意地の張り合いが起きるのは、ジーヴスの良識には耐え難い流行の服や小物をバーティが着たがる時…
    些細な事に火花を散らすところもユーモラスで楽しいです。
    それと、余りにも有能なジーヴスばかりを皆が高く評価して頼ってきて、バーティがないがしろにされていると感じる時でしょうか。
    ジーヴスを必要としているバーティをジーヴスは内心可愛がっているというか、ある意味高く評価しているんじゃないでしょうかね?
    ウッドハウスは1902年から作家活動を始めた大変多作なユーモア小説家。
    75年にサーの称号を受けて亡くなったということです。

  • 古きよきイギリスのユーモア小説ですね。のんびりと楽しませてもらいました。
    今ではありたきりにみえる3人組ですが、キャラはしっかり立っています。恐らく発刊当時は新鮮だったのではないでしょうか。それが後世にも引き継がれ、様々な物語に影響を及ぼしたのではないかとおもいます。黒後家の給仕・ヘンリーを思わせるところもあります。
    たまの休みに、コーヒーを片手に家で楽しむ。そんな感じの本でした。

  • いやまぁ、言語としては確かにおもしろいんだけど、あんまり楽しめない。ジーヴスだけを見るならそりゃ楽しいんだけど、あちこちの言い回しも訳もすごくいいんだけど、「バーティーを」楽しめない。こんなに精力的に(でもアホなんだが)動き回る奴は「ぐうたら」ではないでしょうし、いい年した若旦那が分別無さすぎてイラっとする。もっと若い頃に読めば素直に楽しめたんだろうなぁ。バカの相手は疲れる。

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比類なきジーヴス (ウッドハウス・コレクション)の作品紹介

ぐうたらでダメ男の若旦那バーティーと、とんち男の召使いジーヴス。世界的に有名なこの名コンビと、オマヌケなビンゴやお節介屋のアガサ伯母さんたちが繰り広げる抱腹絶倒の人間喜劇。

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