小林かいちの世界 [改訂版]

  • 34人登録
  • 4.58評価
    • (8)
    • (3)
    • (1)
    • (0)
    • (0)
  • 5レビュー
  • 国書刊行会 (2009年12月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336051738

小林かいちの世界 [改訂版]の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 現存する小林かいちの絵葉書、封筒をほぼ網羅した画集。とにかく綺麗で美しい。金色の主線の絵なんか真似してみたいくらい。ゴシック、キリスト教、廃墟にジャポニズムと現代の退廃的な少女趣味にも合致している気がする。長谷川泰子「ゆきてかへらぬ」の文庫版表紙で使われていたトランプ模様の作品も収録されている。顔を覆って嘆いている女性の作品も多く、大正〜昭和の感傷的な乙女心に響いたのだろうなあ。舞妓さんのだらりの帯が素敵。キラキラとスタイリッシュです。

  • 小林かいちさんの息子さん?をTVで拝見したのがきっかけ。面白いのが、息子さんもお父さん=小林かいちだと最近まで知らなかったと。美術がダメで中学でも5段階で2しかもらえなかったオレが、初めて美術に興味を抱き本書を手に取りました。
    彼は多数の絵葉書・絵封筒を残しているのにも関わらず、その経歴は謎に包まれていて「謎の叙情画家」と呼ばれている。個人的に好きなのは「クロスワードの謎」と「彼女の青春」。トランプのデザインは、艶かしくて特に好きでした。彼の人物像は謎が多く、そこに余計に引き寄せられるのかなと感じました。

  • 初めて見たかいちさんの絵は、雑誌に小さく載っていた「彼女の青春」のなかの一枚でした。
    他の絵も見たくて思い切って購入。

    顔を伏せたり覆ったり…どこか悲しい女性の絵が多いけれど、絵葉書も絵封筒もどれも美しくて、見応えがありました。

    かいちさんの画集や本など…とても少ないのが残念。

  • 大正・昭和初期の京都に活躍した謎のデザイナー、小林かいち。その過激にしてエレガントな絵葉書・絵封筒の小宇宙を読み解く一冊。初版刊行後に明らかになった事実を詳細に網羅して改訂した決定版。

  • 京都の土産店「さくら井屋」で売られていたという小林かいちの絵葉書絵封筒。
    もし今、同じ絵葉書が売っていたなら買ってしまうと思う。うっとり。
    「謎の画家」だった小林かいち。
    2007年の初版発行後に遺族が名乗り出て、経歴の一部が明らかになったというのも素敵。
    (そのため、寄稿の文章の多くは「生没年さえわからない、謎に包まれた画家」として書かれている)

    「嘆きの花艸」「蝶の嘆き」「乙女の世界」「寂しき街燈」「彼女の青春」が好き。

全5件中 1 - 5件を表示

小林かいちの世界 [改訂版]はこんな本です

ツイートする