欲望の裏通り (カイロ三部作)

  • 国書刊行会
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  • Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336053787

作品紹介・あらすじ

舞台は1924年から27年まで。エジプトは1922年に条件付きで独立。24年の選挙で愛国的なワフド党が大勝し、指導者ザグルールが首相になる。しかしスーダンの統治問題などで英国との関係が緊張、その圧力でザグルールは失脚。アフマドは初老となり、若いザンヌーバを愛人として囲う。男盛りのヤーシーンは、弟ファフミーの恋人であったマルヤムと再婚したものの、ザンヌーバとの浮気が原因で離婚。のちにザンヌーバを妻に迎える。三男カマールは理想を追う青年に成長。親友の姉アーイダにプラトニックな熱愛を捧げる。彼女はカマールの友人と結婚。失意のカマールは小学校の教師となり、酒と女にふける。ザグルールの訃報の夜、アフマド家の次女アーイシャの夫と息子二人がチフスで亡くなる。ザンヌーバがヤーシーンとの子をひっそりと出産しようとしている。

感想・レビュー・書評

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  • 1924 年 ~ 1927 年のエジプト・カイロでのお話。
    第 1 部と比べると、大部分を家族の物語が占める。
    イスラム的大河ドラマは、結構ドロドロしている。

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著者プロフィール

(Naguib Mahfouz)1911年、エジプト・カイロ生まれ。主な小説作品に、『ミダック横町』(1947、本書)、『蜃気楼』(1948)のほか、『張り出し窓の街(バイナル・カスライン)』(1956)、『欲望の裏通り』(1957)、『夜明け』(1957)の「カイロ三部作」、『渡り鳥と秋』(1962)などがある。1988年、ノーベル文学賞受賞。2006年逝去。

「2023年 『ミダック横町』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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