- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784336054555
作品紹介・あらすじ
シリーズ全14冊の金字塔的邦訳がついに完結なる!笑いの巨匠ウッドハウス最後の長篇小説。天才執事ジーヴス、最後の活躍やいかに。
感想・レビュー・書評
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大好き国書刊行会!
なぜかいっぱい欲しくなる国書刊行会の本。
このシリーズも装丁がとても素敵で全文揃えたくなる。
久しぶりのジーヴスシリーズ。
そういえば前に読んだときも思った。なんて要領が悪いんだウースター。じれったすぎる(笑)
しかし、ジーヴスが運んでくる大団円はそれまでのイライラを一掃してくれる。これこそ大して出てこないのにタイトルにまでなってしまう執事の存在感。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読めば読むほどにおもしろい。もはや特におもしろいことが書いてないページですら笑える(もしそんなページがあるとすればだが)。ほんと国書刊行会と森村さんはいい仕事してくれたなぁ。
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いつもの流れ、いつもの大団円。
どこを切っても似たような、金太郎飴のようなシリーズ。
だけどそれがいい。
ここに来ればいつもの仲良しにいつでも会える。
そんな安心感。
人間、歳を取るほどウンチクを垂れたがったり、説教臭くなる人が多い。
そんな中、高潔な精神論も人生の真理も語ろうとせず、90を超えても、死ぬまで、笑えるだけのシリーズを書き通したその姿勢こそ美しい。 -
コレクション第14弾にして完結…ウッドハウス最後の長編。スペシャルも読まなきゃ。『ウッドハウス・プレイハウス』も観なきゃ。
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バーティーと先生の会話がテンポよくて面白い。
空気は正常ですかな?
そこの空気を吸おうって客で行楽列車は溢れかえってます。
そこでの生活は静穏かな?
意識不明に近いと思います。
意識不明って!
バーティーの普段からしたら意識不明も同然なんだろうけど。
ウッドハウス最後の作品。
翻訳物にありがちな読むのにひたすら疲れるパターン。
途中で何度も寝ちゃった。
翻訳が悪いのか、元が悪いのかは分からないけれど。
誰が誰か分からなくなるし
バーティーの妄想か、それとも現実なのか
読みにくくて疲れた。
セリフが多いから
演劇にしてみたら面白いかも。 -
遊んで暮らせる身分の青年バーティーと、彼の執事(紳士お側付きの紳士)ジーヴスの話。
バーティーが「健康」を意識して向かったコテージで起こるあれやこれや。昔縁のあった女の子、体力が取り柄のライバル、ダリア叔母さん、そこに今回は猫が絡む。
カクテルと喫煙を禁じられることを想像して震えるジーヴスが可愛らしい。
安定しているなぁと思ったらそれもそのはず、これが最終巻でした。海外ドラマのダウントン・アビーを見た後なので、執事とか貴族とかのありようがちょっとわかってまた味わい深い。 -
最後のジーヴス物語で、著者最晩年の作品とのこと。そんな高齢まで頭が柔らかく楽しいことを考えていられるって素晴らしい。
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90超えてよく書きます
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ユーモラスっぷりがすごく…英文学です…
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シリーズでの最終巻。
ドタバタとしながらも、最後はうまく切り抜け、大満足。
こんなおもしろいシリーズを読めて良かった。訳者もすばらしい!