- Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784336058997
作品紹介・あらすじ
近年、人気の街として知られる吉祥寺。この街の新たなランドマークとして「ハモニカ横丁」が注目されている。本書ではその成り立ちから現在のあり方までの変遷を探るとともに「横丁」の持つ魅力を明らかにする。
感想・レビュー・書評
-
自由研究くらいの浅さ
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルだけで借りた一冊。
もうかれこれ吉祥寺に通って15年弱。
出会ってからは30年以上のお付き合い。
最初は父親の会社の場所であり、中学に上がればアニメイトと古本目当て、高校に入ったらちょっとした用事、大人になったら勤務先。と、生きていく中で付き合い方は変わってきた。変わったところと変わらないところ。
ハモニカ横丁は今でこそ、おしゃれスポットに挙げられるけど、昔の陰湿さとドヤ街感は半端なく、うかつに入ったら二度と出られないと思ったものだ。
そんな横丁の歴史と生き証人のインタビューなどで構成された一冊。
今のハモニカ横丁に対しての違和感は非常に同意するのである。 -
【選書者コメント】ハモニカ横丁はときどき行くので、どんな物語があるのかと。
[請求記号]6720:125 -
吉祥寺好きとしては見逃せないハモニカ横丁の本。
吉祥寺駅前周辺の歴史と日本の横丁文化を解説してくれている。
よく調べたなと思うが文章の繋がりが悪いと感じるところが多々ありすんなり頭に入ってこないことがあった。
それ点は著者の今後に期待するとして、吉祥寺、得にハモニカ横丁が好きな方には是非手にとっていただきたい。吉祥寺という土地の事情とかハモニカ横丁で働く人の人生が垣間見えて興味深く読めた。
終盤にはお店ガイドもあって行きたい店が増えた。
吉祥寺に行くことは多いけど周辺の店もレベルが高くだいたいそちらで済ませてしまう。
今度はハモニカ横丁で存分に飲んでみよう。 -
【新着図書ピックアップ!】
私が初めてハモニカ横丁に入ったのは、1970年代中頃のこと。横丁の路地は今より狭く暗かったような・・・。女子高生だった私は、焼き鳥屋さんに入れるはずもなく、魚屋さんの店先、桶に入った生きたナマコを見に行ったのだ。初めて見るナマコに「魚屋さんにあるってことは食べ物だよね?」「きもーい!」などと騒いで走って路地を出て行った記憶があります。この本は、ハモニカ横丁のお店案内ではなく、歴史をたどる横丁文化論です。 -
よく通い、よく調べたとは思うが、自己満足げな描写が残念。愛があるのと批判は両立するとおもうが、下手に褒めすぎてて、表現が陳腐。構成にしても、歴史で輪切りにするような工夫があった方が良かった。惜しい。
-
ヤミ市から横丁へ――。街の暗がりの路地裏に小さな店がひしめく横丁。その多くは戦後のヤミ市にルーツがあった。いま吉祥寺の新たなランドマークとして注目されるハモニカ横丁をはじめ、全国に残るヤミ市起源の横丁の歴史を辿り、その魅力を明らかにする画期的「横丁文化論」。