ナイト I (ウィザード・ナイト)

  • 国書刊行会
3.20
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336059543

作品紹介・あらすじ

ふと気づくと少年がいたのは異世界ミスガルスルだった。「あれらは裏切りと崇拝の物語とともにおまえをよこした……」不思議な謎を託された少年はエイブルと名を授けられ、妖精の女王ディシーリと出会い、魔剣エテルネを手に入れる使命が課される。中身は子供のまま体だけ大人の男となり、真の騎士となるための旅に出た少年を待ち受けるのは海賊、ドラゴン、巨人族の群れ。愛と名誉をかけた戦いの日々、そして剣と魔法にみちた冒険の日々がいま始まる……〈新しい太陽の書〉シリーズでSFファンタジーに新しい風を吹き込んだ巨匠ウルフがふたたび精魂をかたむけて送るファンタジー大作〈ウィザード・ナイト〉全4巻、刊行開始!

感想・レビュー・書評

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  • 回想というか、ちょくちょく時系列に沿わない1文を挟んでくるのが混乱しちゃいます。
    登録者が伸びないのもわかる気がする。

  • 私にとってはジーン・ウルフへのイメージを覆す正統派ファンタジィ。
    読みやすく物語の世界へも入り込みやすかった。
    とりあえずⅡも読んでみようかな。
    今後の展開に期待。

  • たまにはファンタジーでも、ということでなんとなく気になったこれを読み始めた。割とひねくれた作品を書く作者らしいんだけど、うーん、これも、ほとんどファンタジーをやらなくてドラクエとかファイファンとかのイメージしかない自分からすると、なんだかいろいろ展開とか、キャラ設定とかに違和感が…?世界観なんかはいかにもファンタジーなんだけど、最初の方はいまいち主人公の立ち位置とかもわからないし、明確な目標みたいなものもなく、なんとなくずるずると話が進む感じ。
    それで主人公も騎士だってことになるんだけどそれも自称だし、唐突な誓いとかあるし、うーむ…?
    まぁ4冊のうちの1冊なのでこれだけではなんともいえない、かなあ。中盤あたりでようやく目標みたいなものも見えてきたし。しかし図書館本で予約が入り返してしまったのでこの後続きを読んでて話が戻れないのが記憶力の薄い自分には辛いかもしれぬ。

  • 〈ウィザード・ナイト〉の第1巻。
    この先、何か仕掛けがあるのかもしれないが、こと本書に関しては、驚くほどストレートな王道ファンタジーだった。主人公も所謂『主人公らしい』タイプで、比較的とっつきやすく親近感が湧きそうなキャラクターづけがなされている。また、『キャラが立った』登場人物が多く、これまで邦訳されてきた作品とはかなり雰囲気が違っているという印象。

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著者プロフィール

1931年、アメリカ・ニューヨーク生まれ。兵役に従事後、ヒューストン大学の機械工学科を卒業。1972年から「Plant Engineering」誌の編集に携わり、1984年にフルタイムの作家業に専心するまで勤務。1965年、短篇「The Dead Man」でデビュー。以後、「デス博士の島その他の物語」(1970)「アメリカの七夜」(1978)などの傑作中短篇を次々と発表、70年代最重要・最高のSF作家として活躍する。その華麗な文体、完璧に構築され尽くした物語構成は定評がある。80年代に入り〈新しい太陽の書〉シリーズ(全5部作)を発表、80年代において最も重要なSFファンタジイと賞される。現在まで20冊を越える長篇・10冊以上の短篇集を刊行している。

「2015年 『ウィザードⅡ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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