ようこそアラブへ

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  • 国書刊行会 (2016年12月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336061010

ようこそアラブへの感想・レビュー・書評

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  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:227||H
    資料ID:95170718

  • アラブ首長国連邦(UAE)の日常を紹介したエッセイ。
    ・単純作業が苦手だがここぞという時の実行力はすごい
    ・学校の儀式等で男女が同じ空間にいることになった場合、男性は決して女性をじろじろ見ないよう行儀よくふるまう
    ・好成績をとったなど、栄誉をもらう側が周りにお祝いを出す習慣
    ・学校のイベントでも当然のようにある不平等
    ・母親にだけは逆らってはならない。母親や女の親族の名誉を傷つけられたら激怒

  • 著者はUAEの男性と結婚した日本人の方。
    UAEに暮らしているらしい。

    日本で暮らしているとわからないアラブ世界の生活様式。わたしたち(特に女性)からすれば不便極まりないように見える。
    また、アラブの人々の考え方にはどうにも理解しがたいところもある。

    著者は、まさに毎日そういう「不便(にみえる)・理解しがたい」世界で生活している。
    著者はそういう不便さや理解しがたいところを「良い・悪い」と一刀両断しない。
    自分の価値観を常に疑っているというか、「そういう世界もあるんだ」ということを素直に受け止めてうまく消化しているというか。
    「自分の価値観だけで決めるのが正しいとは限らない」ということを知っているのだと思う。

    そういう感覚でないと、暮らしていけないというのもあったのだろうが。

  • UAEに嫁がれた日本人女性の視点で見た、アラブ人社会の生活に関するエッセイ。

    アラブ社会のルールを日本人的な感覚/常識と対比させながら冷静に分析していく視点が非常に面白い。

    また、日本/アラブを平等に扱ったうえで、その視点から生まれる日本へのアラブ社会の批判には日本人として学び・考えされられる点が多い。

    著者の文章も簡潔でありスピード感をもってぐいぐい読める良書であった。

    以下、備忘メモ

    ・UAEは人間的な繋がりを基盤とした社会であり、ビジネス・日常生活をするうえでもその点を重視する必要がある事。そしてそれは日本人が軽視しがちな点である事。

    ・"インシャラー"は決して無責任な放棄を意味しない事。人間的な誠実さを前提にした、神の思し召しを意図している事。そしてその帰結として、性急な問題解決を求めないゆっくりとした時間軸でもの事を考える事。

    ・儀典においてはクルアーンの朗誦の良しあしが重要視さえる事。そのため、学校等では朗誦が上手い生徒が学校の隠し玉的な存在になる事。

    ・UAEでの名誉(=エレガンス)とは、自分の名誉を守り、他人の名誉を汚さず、他人との距離を縮めずに、貸し借りをつくらずに振る舞う事。そして、エレガンスは国によって違う事。

    追記:

    エレガンスの章のP.59-60にある子育てに奔走する著者自身の描写する記述は本書の笑いの白眉と思う。

  • UAEに嫁いだ女性のエッセイ。アラブの紹介という内容以前に、作者の自慢、愚痴、批判が多く、読むに堪えない。

  • 受け入れるって簡単なようでむずかしい・・・

  • 図書館

    同じコミュニティの中の施しだけで、ロールスロイスを買ったというおばあさんの話に一番びっくり。
    とても興味深く読めて面白かったので、著者の別の本も読んでみたい。

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ようこそアラブへはこんな本です

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