高安犬物語 (戸川幸夫動物物語)

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著者 : 戸川幸夫
  • 国土社 (2008年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784337122314

高安犬物語 (戸川幸夫動物物語)の感想・レビュー・書評

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  • 子供の頃、これとは違う全集を読んでいた記憶があるが、久々に読み返したくなって探していたらこれが出てきた。
    昔読んでいたやつは表紙が写真でなくて絵だったはずだが、あの表紙ではもう買えないのかな。

    「高安犬物語」と「火の帯」の2編を収録。

    「高安犬物語」は作者の体験を元に書かれたもの。
    山形に生息する、最後の純粋な高安犬・チン。
    無理をいって猟師の吉から譲り受けたものの、チンは高齢で病魔に侵されてしまう。
    吉に会いたくて何度も脱走してしまうチン。
    最後には心を開いてくれるものの、チンの子供も、立派な姿を剥製にして残すこともできなかった。
    結局、戸川氏のやったことは何だったのか…、と悲しくなる。

    「火の帯」は捕鯨船の船長親子の物語。
    どれだけ苦労して、知恵のある当番クジラを捕まえたところで、市場に持っていけばその他のミンククジラと変わらない値段になる。
    それでも当番鯨をとるのは親としての、船長としての意地。
    こうやって、捕鯨は廃れて、時代は変わっていくのだなあ。

  • 「高安犬物語」「熊犬物語」「北へ帰る」「土佐犬物語」「秋田犬物語」の5篇の児童文学です。

    大正から昭和の初期という時代もあり、引っかかる内容や描写がところどころにありました。
    日本犬を大切にしたい、残したいというのは良いと思うのですが、日本犬が廃れてきたのは人間のせいであって、洋犬が悪いわけではありません。
    『垂れ耳犬の汚れた血がまじってきた』というのは酷い書き草だなと思いました。

    自分の犬への愛情と、この中に書かれてある犬への愛情は違うものでした。

  • 気高く強い日本犬。なんてかっこういいのだろう。

  • 「高安犬」とは、山形県東置賜郡高畠町高安地区に生息していたクマ猟犬。

    オオカミを調査していた著者が、滅びそうな日本犬「高安犬」のことを
    聞きつけ、最後の1匹に会いに行き、その荒々しい生態を知った実話に基づく物語。

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高安犬物語 (戸川幸夫動物物語)の作品紹介

動物というものは、かわいいものです。もし、この世の中から、動物たちがいなくなったら、わたしたちの人生は、どんなにあじけないものになってしまうでしょう。動物たちは、人生をうるおす、きれいな流れであり、いこいの木陰をつくってくれるしげみであり、ほほえみをあたえてくれる花園であります。そういう動物たちを主題とした小説が動物文学です。みなさん、動物の物語をたくさん読んで、もっと、もっと、よく動物を知ろうではありませんか。

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