ミクロ家出の夜に

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著者 : 金治直美
  • 国土社 (2010年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784337187528

ミクロ家出の夜にの感想・レビュー・書評

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  • またも家出の話。家出までいきませんが。
    塾の帰りに山手線をちょっと長く乗る「ミクロ家出」をする中学1年生。父親をあの人と呼び、いろんなことに不満がいっぱいの主人公。彼女はある日、山手線である不思議な現象に出くわすのでした…。


    家族のあり方、生き方、色々なことを考えさせられる深イイお話でした。読み終わった後に是非表紙を見なおして頂きたい。そうすると、この表紙が「誰目線」の絵なのかに気付かされるはずです。
    いや、よくできた本でした。

  • (2012-08-26)

  •  駒込にある塾から田端にある家に帰るとき、わざと遠回りして山手線の内回りに乗る。1時間かかって都心部をぐるりとひとめぐりする。中1の美陽のプチ家出にもならない“ミクロ家出”。ある夜、田端でおりる美陽の耳に響いてきたのは、ガラガラしたオバサン声。《わすれもん!カバン!》
     電車嫌いの美陽の父・明の秘密。“ミクロ家出”中の美陽に大阪弁で話しかけてくる姿なき“網棚ばばぁ”。家族の物語。

  • 主人公・美陽[みはる](♀)は、家に帰りたくない時や嫌なことがあると、山手線に乗って時間をやり過ごす「ミクロ家出」をする中学1年生。
    両親は元ヤンキーで若く、お金に苦労しているので、家族旅行はおろか、ディズニーランドにも行ったことがない。いつも仕事仕事仕事……で、家族関係も良好とは言い難い雰囲気。
    ある日、「夏休みにUSJに行きたい! ともかく旅行がしたい!」と訴えてみるも、話に展開がない。
    いつものようにミクロ家出していると、「網棚ばばあ」と呼ばれる不思議な声が聞こえ、意気投合。お互いの身の上話を通して、美陽は「家族」について考えるようになり、ある決意を固める――。

    ファンシーなタイトルと表紙イラストからは想像できないほど、なかなか考えさせられる家族ものでした。これは、よい児童文学作品。

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ミクロ家出の夜にの作品紹介

家に帰りたくないときや、胸にもやもやをかかえているときは、帰り道と反対方向の電車でひと回りして、悩みをやり過ごす。そんな「ミクロ家出」をつづけていた美陽はある日、車内の網棚から、姿の見えない不思議な声を聴く。声の主が語りだした思いがけない身の上話は、家族に変化をもたらすための、ある決意をうながし…。

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