おひさまへんにブルー

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著者 : 花形みつる
  • 国土社 (2015年4月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784337187573

おひさまへんにブルーの感想・レビュー・書評

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  • いろんな要素がつまっていて、ひとつひとつに心を揺さぶられた。
    桃太郎のいない桃太郎の話。
    それが一番しっくりくる。
    祖母に預けられた拓実。問題児一家のオイカワ。
    教室内のびみょーな空気の変化。

  • 母子家庭の主人公が、継父が職を無くし母方の祖母に預けられる。継父は失職したことから主人公に当たり散らすようになったことが原因で、しかも母親は祖母とは折り合いが悪かったため、祖母もまた主人公を厄介者扱いしている。そして、主人公は気が弱く学校という場を恐怖の中で上手く息を潜めながら生きる場と捉えている。

    この主人公と「オイカワ」という大家族で生活保護を受けている同級生、そして主人公の祖母の三人を「家族」というキーワードで結び付けながら物語は進む。家族という共同体が本当は危うく不確かなものであること、それでも家族という共同体を追い求めてしまうことの儚さを描いている。もう少し子ども向けにわかりやすい言葉が使われていれば…と思う一方で、こういったことを知っておいて欲しい、しかし小学生には難しく強烈過ぎるかな、と悩ましい作品です。

  • タイトルに惹かれて。
    花形みつるさんのお話が好きで、これも一気読了だったのですが、全てが何も解決されないまま物語が終わってしまいました。
    成長が感じられたことといえば、タナカくんのお兄さんぐらいかしら。
    でも現実だって解決しないことの方が多いのかもしれませんね。
    今まで読んだことのない物語でしたが、物語だからこそもう少し達成感があって欲しかったような、このままでもよかったような…複雑な読後感でした。

  • いじめられっ子の小5の主人公は母親と離れて祖母と暮らしている。いじめ、不登校、親の離婚と再婚、育児放棄と問題はあるけれど、近所の鼻つまみ者一家の子供、オイカワくんに助けられたり、気難しい祖母がだんだんと心を開いてきたり、友達ができたりと悪いことばかりではない。小学生のワールドを巧みに描いたヤングアダルト小説です。

  • う~ん、一気に読む。
    不登校で、母親に8割見捨てられて、祖母の家にいる、とにかく気配を少なくしながら生きている主人公。
    そして、その周りを取り巻く祖母、オイカワ少年、同級生、下級生、校長先生、担任、そしてその他の大人たち。
    「いじめ」という色をがつがつ出してくるのではない、微妙なバランス感が、現実に近い雰囲気を出しているんじゃないかと思う。
    主人公は5年生だけれど、きっとこれがよくわかるのはもうちょっとだけ上の学年かもしれないし、実は5年生でも十分にこの空気感をわかってしまうのかもしれない。
    最後は、大きく息を吐き出すことしかできなかった1冊。

  • う〜ん、一気に読む。
    不登校で、母親に8割見捨てられて、祖母の家にいる、とにかく気配を少なくしながら生きている主人公。
    そして、その周りを取り巻く祖母、オイカワ少年、同級生、下級生、校長先生、担任、そしてその他の大人たち。
    「いじめ」という色をがつがつ出してくるのではない、微妙なバランス感が、現実に近い雰囲気を出しているんじゃないかと思う。
    主人公は5年生だけれど、きっとこれがよくわかるのはもうちょっとだけ上の学年かもしれないし、実は5年生でも十分にこの空気感をわかってしまうのかもしれない。
    最後は、大きく息を吐き出すことしかできなかった1冊。

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花形みつるの作品

おひさまへんにブルーの作品紹介

究極のいじめられっ子・拓実。クラスが変わっても転校しても、ずっと暴力の標的になってきた拓実を救ったのは、汗のしみこんだ古い麦わら帽子みたいな匂いがする少年-「鬼」というだけで退治されてしまった、桃太郎の鬼みたいな少年だった。

おひさまへんにブルーはこんな本です

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