みずとは なんじゃ?

著者 :
  • 小峰書店
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本棚登録 : 1113
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784338081610

作品紹介・あらすじ

あさおきて、かおをあらう水。うがいをしたり、のんだりする水。水とはどんなものなのでしょう? 生活の中で出会う水を通して水の不思議な性質を知り、自然環境に目を向けるきかっけをつくる、科学する心を育む絵本。かこさとしさんが手がけた最後の絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 科学を身近に感じさせてくれる先生、加古里子氏による最後の絵本です。
    普段気にもしないことの多い水について、真剣に丁寧に説明されています。
    年齢を問わず、役立つ一冊。

  • かこさとしさんの優しい絵と一緒に読みました。
    絵が可愛いのと、料理が美味しそうなのと。内容もすごく共感できるものばかり。普段なら容赦なくネタバレしちゃうんですが、これはみんなに読んでほしいです。

  • >あさ おきて、かおを あらう みず。
    うがいを したり、のんだりする みず。
    みずとは、いったい どんな ものなのでしょうか?
    暮らしの中で出会う水を通して水の不思議な性質を知り、
    自然環境に目を向けるきっかけとなるような、科学する心をはぐくむ絵本。
    かこさとしさんが手がけた最後の絵本。

    NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』でこの絵本を制作しているところを見ていたので読むのを楽しみにしていました。
    予想通り、とても素敵な科学絵本でした。
    読みながら水の持つ3つの性質について興味を持つことができます。
    身近なところからどんどんスケールが広がって最後は地球規模になっていくところがとてもいいなと思います。

    そして・・・最後のページ。
    「ちきゅうのいきもののひとりとして~」本当にそうですね。
    この絵本を読んだ一人ひとりが自然環境を大切にしようとする気持ちを持って行動すれば大きな力になるはず。

    かこさとしさんに雰囲気が似ている料理人やお医者さんがいたり、最後のページにもかこさんらしき人やだるまちゃんとてんぐちゃん、からすのパンやさんなどのキャラクターが登場しているのは遊び心があっていいなと思いました。

    巻末の「かこさとしさんからのおくりもの『みずとはなんじゃ?』ができるまで」も読みごたえがありました。原稿や下絵の実際の写真や絵を描いた鈴木さんの文章にも感激しました。
    かこさんの言葉「よろしくたのみますよ」鈴木さんはちゃんと受け止めて素晴らしい絵本になりましたね。
    これからたくさんの読者がこの作品を手に取るはず。
    私までとてもうれしい気持ちになりました。

  • 読了年齢:8歳
    本の選択:母
    市立図書館から借りて読み。

    裏表紙の絵が気に入った。
    前半は水がどのような事に使われているか、後半は水が水蒸気となるさまや気温が低いと氷になるなどの水の原理の話となっている。
    後半の話の方が楽しかったようだ。

  • かこさとしさんの最後の絵本。

    1、水蒸気や氷に変わる性質
    2、栄養を運んだり、病気を防ぐ性質
    3、地球の温度調整をする性質

    について順に説明されています。
    そして、水を大切にしようというメッセージを伝えています。

    『みずとはなんじゃ?』というタイトルや表紙の絵から受ける印象より、ずっと重い内容です。

  • 就学前のキッズにプレゼントをと、書店で相談したところ、一番のおすすめ!と、紹介してもらったのが、この本。
    かこさとしさんの晩年の作とのこと。

    みずの、氷、水、水蒸気と変わる性質や、動物や植物の命の維持に重要な役割があること、地球が生物が命を育む上で欠かせないものであることを、わかりやすいイラストの数々や、見開きページいっぱいには広がるいくつかの美しい絵で表現。

    音読しながらせっせと読み進めるキッズが、「あぁ、水たまりのみずがどうして小さくなって、なくなるんだろうと思ってた!」と言っていたので、身近な水の存在を意識するいいきっかけになったみたいです。

    本の扉には、生物の進化を表した絵も。細かなところにも正確な情報を伝えようとこだわるかこさとしさんらしい、いい本でした。

  • NHK プロフェッショナル仕事の流儀
    でこの本が作られていく様子を見たので
    気になって図書館で借りた。

    文章は言葉が優しくてわかりやすい。
    絵もあったかい気持ちになる。

    いまはおっきくなりすぎて無理だけど
    この本は、子どもを膝に乗せて
    一緒にじっくりじっくり、
    絵を細かくみたりして、
    色んな発見をしながら、
    読みたかったなと思った。

    子育て中の親子におすすめしたい。


  • かこさとし氏の遺作の本。

    最後に絵本のメイキングのような冊子が付いていたのも良かった。

  • 水の大切さ、水の役割を知りました

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著者プロフィール

かこさとし:1926年福井県武生市(現越前市)生まれ。大学卒業後、民間企業の研究所に勤務しながらセツルメント運動、児童会活動に従事。1973年退社後、作家活動、児童文化の研究、大学講師などに従事。作品は500点以上。代表作として「からすのパンやさん」「どろぼうがっこう」(偕成社)「だるまちゃん」のシリーズ(福音館書店)、「こどもの行事しぜんと生活」シリーズ(小峰書店)などがある。

「2021年 『かこさとしと紙芝居』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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