- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784338126267
作品紹介・あらすじ
ダンボールくんかぜにだかれてたかいそら。しろいくもが、うかんでる。ちょっぴりさびしい。そんなとき、あたたかいきもちになれるダンボールくんのものがたり。
感想・レビュー・書評
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通りにポツンとダンボール。
誰かの笑顔が見たいけど、疲れてクチャクチャになると誰も見向きもしなくなり、誰かに踏まれ、車に轢かれ、ついには空へと飛んでいった。
風と遊んだダンボールが着陸したのはレオンの頭。
こりゃ、立派な帽子だと…
ダンボールは毛布になり、テーブルになり、本になり…とさまざまなものになる。
必要なければ、ただのゴミ。
だけど立派な資源。
使い方次第。
なんだって、利用できるってこと。
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ボール紙がところどころに使われていて、
デザイン的にすてきな
かわいい絵本です(๑・̑◡・̑๑) -
ちょっと凹凸のある表紙
中のイラストもダンボールの切り絵かな。おもしろいです
見慣れたダンボール
ゴミ?いえいえ
なんか切ないストーリー
著者はフランスで〈人種差別、環境、ホームレス、日常に隠れている哲学的な問題などをテーマにしながら、上質のユーモアあふれる軽やかで明るいファンタジー絵本作家として知られています〉とのこと
≪ 君となら 海へも行ける ダンボール ≫ -
ダンボールくん、おなじくひとりぼっちのレオンと仲良しに。いろんな形になれるの、楽しいね。こんなパートナー欲しいな。
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さらっと読んでしまえば子供向けの何てこともないナンセンスなお話。でも、実はとても深いテーマと作者のメッセージが潜んでいる感じがする。「ダンボールくん」っていう題名からして擬人化しているしホームレスを想像させる。ラストの海のシーンは映画「ショーシャンクの空に」のラストを思い出した。
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ダンボールは絵で書かれているのではなく、クラフト紙のような質感の紙が(写真で)使われている。
街の片隅のダンボールくんは一人ぼっちで寂しかった。
車にひかれたりするとボロボロになってだれも見向きもしない。
そんなとき、一人の男の人が一緒に来ないか、と。
その人も1人だったのだ。
帽子になったり、毛布になったり、屋根になったり…。
おじさんが寂しいときは、飛行機になって、海へ。
最後の、「海へ」が意味深だったなぁ。
本当は小さいダンボールなのに、大きな家までなってしまうところが面白い。 -
2010年11月5日
<Petit Carton>
装幀/稲川弘明