うそつきの天才 (ショート・ストーリーズ)

  • 小峰書店
3.96
  • (17)
  • (17)
  • (15)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 156
感想 : 23
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (71ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784338133036

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 文中に1957年と出てきて、昔の本だったのかと思ったけど、作者の自伝的色合いが強いということで、1944年生まれの作者の中学生の頃なのであった。さらっと30キロほど歩くと~と書かれているけど、徒歩で歩くにはかなりの距離。時代と文化(当時の北欧)を味わえる。

  • うそつきの天才、可愛い表紙が気になって読んでみた。うそをつく=想像力豊か 確かに!
    色んなうそを創造して行動するウルフを見ていると面白くて、人を傷つけない、おかしみがあるうそは良いなと思った。
    作文で競争する話のオチにはまんまと引っかかった。

  • ウルフスタルクは好きなんだけど、これはどうかな?いま一歩かな。

  • 嘘つきはドラマチック。リズムよく読める。

  •  13歳のウルフは、数学のテストで落第点を取り、親に見せずにパパの字をまねてサインをする。ところが、それを先生に見つかってしまう。パパとママになんて話す?ウルフは、家に帰らないことを決意!というのが表題作「うそつきの天才」。「シェークvsバナナ・スプリット」では、ウルフは14歳。ライバルと作文で勝負。でも、やっぱりうそつき…。

  • すごく共感できる話。作文の話が好き。

  • おー!
    面白かった^^

    はたこうしろうさんのかわいい絵とタイトルにひかれて手にとったけど当たりでした

    スウェーデンの作家の自伝的短編集、だそうで

    うそつきの男の子13歳が嘘がバレるのがいやで家出してひもじい思いもして
    二度と嘘はつかないって言ったのに
    最後はクラスメートに意気揚々と嘘をついてる(笑)話と

    14歳になって文学にめざめ
    クラスメートで作文のスターと作文競争をはじめる話

    嘘がうまいってことは
    想像力があるってことで
    いい方向に伸ばせばすばらしい才能なのだなぁという感じ

    「身近に起きたことをそのまま書けばいい。」「作文を読んでいて、その気持ちが実によく伝わってきた」
    って先生が褒めるけど
    ページをめくったら
    「ほんとうは、犬を飼ったことなんて一度もない」
    って書いてあって

    なんか「いいなぁ!」って思いました^^

  • 「もう、うそはつかない」と誓いながら、しょうこりもなく友達の前で作り話をひろうするウルフ少年。自称「うそつきの天才」は、やがて文学にめざめ、作文の時間に才能が開花する。少年時代をユーモアたっぷりに描く自伝的短編。

  • 「もう、うそはつかない」と誓いながら、しょうこりもなく友達の前で作り話を披露するウルフ少年。この自称<うそつきの天才>は、やがて文学に目覚め、作文の時間に想像力豊な文章をものすようになります。…

    ☆軽快に読み進めることが出来る、ウルフ・スタルクの自伝的とも言える作品。
     小学校高学年〜向け。

  • 嘘を吐くことから文学の才能を目覚めさせたような少年のおはなしでした。

全23件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

スウェーデン、ストックホルム生まれ。現代スウェーデン児童文学を代表する作家。リンドグレーン賞などさまざまな賞を受賞していて、日本でも多数の作品が翻訳されている。著書に『おじいちゃんの口笛』(ほるぷ出版)、『シロクマたちのダンス』『夜行バスにのって』(偕成社)、『ちいさくなったパパ』(小峰書店)、『パパが宇宙を見せてくれた』(BL出版)などがある。

「2024年 『難民を理解する絵本(全2巻)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ウルフ・スタルクの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×