りんごひろいきょうそう (おはなしだいすき)

著者 :
  • 小峰書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (62ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784338192194

感想・レビュー・書評

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  • 5つのおはなし。
    小学校低学年なら一人で読める。
    親子で読むと、いっしょにあったかい。

    宮川さんって、「〇〇にかんぱい!」シリーズの人か。

    1.あかいぼうし

    「タッちゃんの赤いぼうし。あらあら、どこかへいっちゃた。でも、ふしぎ。みんなのあたたかな気持ちが、ぼうしをタッちゃんの家まではこびます。」

    道端に落ちている、だれかの落とし物は、目立つように、その人が気がつくように、その落とし物がよごれないように、拾い上げて近く柱やフェンスにかけておく。そんな優しい人が私は好きで、わたしもずっとそういう人でありたい。

    2.りんごひろいきょうそう

    うんどうかいのりんごひろい競争。まなみは、一番大きなりんごをひろって、「お母さんと半分こで食べるんだ」と張り切っています。
    まなみちゃんの気持ちを、園長先生もお母さんも周りの人も理解して、応援したのがいい。よかったね。

    ☆自分が保育士だったころの事を思い出した。男の子が蹴ったボールが遠くに遠くに行ってしまって、その子はどこまでもどこまでも追いかけて、帰ってきて私に体当たりして、わーんって泣いた時の事。あの頑張りはすごかったなぁ。

    3.たからもの

    1年になって担任の先生とはじめましてをした子どもたち。先生は大きな紙をくばった。「きょうはね、めいしこうかんかいをしましょう」と先生が言った。

    たからものいれに、交換した自分の名前を大事にしまってくれる。そんな大人がいるって、うれしいね。

    4.二十八ぽんのて

    はるかはせんせいと手をつなぎたい!でも、先生の手はいつもだれかの手でふさがっている。先生の手は2本で、生徒の手は28本もあるんだもの。

     保育士になったら、いや母親な今も、この子どもの気持ち、大事にしたいな。子どもの声を聞いて寄り添う姿、先生の工夫、いいな。

    5.おかあさんのホクロ

     おっぱいを飲みながらいつも見ていたおかあさんの顎の下のホクロ。自分にも同じところにホクロがあると思っていたのに、無いと気付いた時の寂しい気持ち。おかあさんが大好き!な気持ち。

    かわいいかわいいおはなし。

  • お母さんのために必死に大きな林檎をえらび頑張る様子がほほえましいです。

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著者プロフィール



「2016年 『なきむしに かんぱい!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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