ジュディ・モード、探偵になる! (ジュディ・モードとなかまたち 9)

著者 : メーガン・マクドナルド 宮坂宏美

• 小峰書店 (2013年3月1日発売)

作品紹介・あらすじ

少女探偵の物語にすっかりむちゅうなジュディは、自分もなぞをといて事件を解決しようと思いたちます。そんなとき、顔見知りの警察犬チップくんが、飼い主の家からいなくなってしまいます。「事件発生!」とばかり、ジュディとなかまたちは、さっそく捜査をはじめるのですが…。

感想・レビュー・書評

[うみうしさんの感想 · 2023年12月31日]

「ぼくはめいたんてい」シリーズが古本でなかなか安価には手に入らず、検索結果に出てきたこちらを購入。
元々ミステリーのシリーズではないようで、小学生たちがつるんで名探偵ごっこをしている様子を描いたもの…という感じ。ミステリーってやっぱり主役の有能さとかかっこよさとかが大事かなと思うので、その点このジュディ・モードちゃんはあんまりにもふつーのそこらへんにいる女の子すぎるので残念なのですが笑　周囲の大人が優しく彼女らを見守っているのが印象的です。のびのびと発想を広げたジュディは、やがて解決にたどり着きます。
平凡な子でもやる気次第で名探偵になれる…のかな？笑

挿し絵はやや少なめ、漢字は2年生までは読み仮名なし。3年生以降は読み仮名あり。中学生以降に習う漢字は使われていないのではと思います。
会話が多くてテンポは良いのですが、翻訳された文章らしい違和感を感じます。弟と口ケンカしているシーンがかなりウェイトを占めており、正直（いやいいから話進めてくれよ…）と読み飛ばしたくなるのですが、こういうのが好きな子はそこがいい！ってなるのかな…。
めっちゃ教訓が得られる内容というわけではなく、さほど熱中して引き込まれるというわけでもなく、勧める本として順位は低め。

[aladdinaさんの感想 · 2021年9月4日]

11歳息子用に図書館で借りて私も読んでみた。
探偵物や推理物のハマっている彼にはおもしろかったらしい。
探偵物に憧れて探偵ごっこをする、というストーリーで、子どもらしい発想がかわいく、最後もなんだかんだで謎も解けてめでたしめでたし。
このシリーズを気に入ってくれたのが収穫かな！？英語版の原著（？たぶん）をすすめてみようと思う。