田んぼの不思議 (自然と生きる)

著者 :
  • 小峰書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784338248044

作品紹介・あらすじ

田んぼでは米だけでなく、魚も水鳥もとれた。畔には作物が植えられ、雑草さえ牛馬の大切な飼料となった。水田の豊かな生態系と、それをたくみに利用する伝統の知恵に光を当て、田んぼと日本人のつながりを考えます。

感想・レビュー・書評

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  • 安室先生の著作した一般向けの初めての図書。民俗学の研究をして30年の集大成。子供の本のフロアにあり、とてもわかりやすく読みやすい。
    私は都会育ちですが田んぼに魅力を感じていて、その理由がこの本を読んでわかったような気がしました。五穀豊穣、知らなかった知識が色々得られました。
    先人たちが積み重ねてきた生きる知恵をこうして記録してわかりやすく残して下さったこと、感謝します。

  • 自然と人間の融合による合理的社会から、工業化により非合理的な社会へと転換し、その結果、苦しむ日本人。
    生きることは、自然との美しい調和の中にこそあり、そこには生きる喜びがあふれている。
    それを先人の努力により我々日本人は既に手に入れていたのだ。
    まだ、取り戻すのに遅くはない。

  • 請求記号:616 /ヤ
    資料番号:020271276

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著者プロフィール

安室 知(やすむろ さとる)
 1959年、東京都生まれ。
 筑波大学大学院環境科学研究科修了。博士(文学)。
長野市立博物館・学芸員、横須賀市自然人文博物館・学芸員、熊本大学文学部・助教授、国立歴史民俗博物館・教授、総合研究大学院大学・教授を経て、現在は神奈川大学国際日本学部・教授および日本常民文化研究所・所長。
 専門は、民俗学(生業論・環境論)、物質文化論。
(主要な著作)
『水田をめぐる民俗学的研究』(1998年)、『餅と日本人』(1999年)、『水田漁撈の研究』(2005年)、『日本民俗生業論』(2012年)、『田んぼの不思議』(2014年)、『自然観の民俗学』(2016年)、『都市と農の民俗』(2020

「2022年 『日本民俗分布論 ── 民俗地図のリテラシー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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