- Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784338250122
感想・レビュー・書評
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ナマステはおはようっていうんだな。
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仕事で読んだ課題図書。
相手視点があるのが面白かった。その演出のおかげで、相手の気持ちも考えやすくなっている。例えば、ツトムがことば覚えるときの苦労は全部パニ視点で描かれているので、ツトムの努力はこちらが想像することができる。 -
2014年課題図書(中学年)その2。
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今年の課題図書の中では、(よい意味で)一番「課題図書らしい」作品だったように感じました。
ネパールと日本の暮らしを比較して、説教くさい話になるのかなと思っていましたが
特にそういうこともなく言葉のひとつひとつが素直に入ってきます。
日本でのちょっとした事件とネパールでの出来事を自然にリンクさせているのもよかったです。 -
小5のツトムは、氷河の調査に向かう父に連れられ。ネパールへ。ところが、雪が多いので、子どものツトムは連れて行けないと言われ、村の子どもパニと放牧に行くことに…。
ネパールの言葉で、友達のことを「サティー」と言う。数の数え方、食べ物のことなども出てくる。 -
サティーはネパールのことばで「友だち」。ネパールのことばがいっぱい出てくる。発音がわからんので聞いてみたい。
ここでも日本にいては信じられないような生活がある。ファンタジーより遠い現実。驚きの連続。(moco) -
2014年度、青少年読書感想文全国コンクール中学年課題図書。
日本人の男の子ツトムがネパールで
現地の子どもと一緒に牛や羊の放牧の仕事をするはめになる話し。
ツトムとネパール人の男の子パニの両方の視点から物語が進行する。
ネパールの子どもの視点というのはなかなか珍しく、
どの程度の妥当性を持った描写なのかが検証しづらいのだけど、
反目していた2人が言葉が通じないながらも、
理解を深めあっていくというのは面白いテーマだと思った。
また現地の生活の様子が具体的に書き込まれていて、
ある程度ちゃんとした取材に基づいて描写しているのだろうな、と思わせる。
地の文に会話体が多いのが気になるが、
そこそこ読ませる内容だった。
ただ3年生にはちょっと難しめかも。
海外で異文化交流をしたことのある子なら、
その時の経験を交えながら感想文が書きやすいと思われる。 -
課題図書(中学年) 第60回青少年読書感想文全国コンクール課題図書(2014年)
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夏休み、ネパールの氷河を調査する父親の旅に、一緒に連れられて来たツトム。
目的の村には、悪路を何時間もバスに揺られ、車が通れない道をただひたすら
歩いて、六日目にやっとたどり着いた。
歓迎を受けた一行は牛乳をごちそうされたが、ツトムは牛乳が苦手だったので、
岩陰にそっと捨てた。
それを一人の少年に見られてしまい、どうやら怒らせてしまったようだ。
父親たちが調査に出かける日、今年は雪が多くて危険だから、ツトムは村に残って
村の仕事を手伝うように言われた。
その仕事とは、牛やヤギの放牧に数日間山に入る少年の手伝いだった。
しぶしぶ連れて行かれたその少年の家で、ツトムは牛乳を捨てたところを見られた
あの少年に再会した。
パニという名のその少年と、数日間山の中で行動を共にしないといけないのだ。
おまけに言葉も通じない。
お互い気まずい空気のなか、二人と牛たちは山に向った。