真田十勇士2 決起、真田幸村

著者 :
  • 小峰書店
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本棚登録 : 157
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784338297028

作品紹介・あらすじ

徳川幕府より流罪を命じられていた真田幸村のもとに、豊臣方からの使いが届く。ひそかに九度山を脱出することを決意した幸村は、つきしたがう十人の勇者たちとともに、大阪城への入城を果たす。

感想・レビュー・書評

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  • 黒六郎と、佐助が再会したところが、感動した。
    二日   244p

  • その日のために、ちゃくちゃくと準備。

    かっこいい。真田十勇士に感じるのは、ロマンだ。関ヶ原の戦いは終わり、真田家は高野山近くの九度山に封じられる。でも、そこで幸村たちは未来を思うのだ。二巻は大坂入城まで。筧十蔵も加わった。もう後は転がり落ちるだけだけど、このわくわく感。「冒険活劇」ってこういうことかな。

  • 前巻から10年も経っている。少年だった佐助も25歳前後の青年だ。イラストレーターの絵柄もあるとは言え、挿絵が少年にしか見えない体つきで描かれていて残念だった。
    話は一章ずつ完結しておりわかりやすい。
    「海賊の宝をさがせ」では茶屋の娘の話の罠にまんまと引っかかった鎌之介が、敵が出てきてもまだ宝を諦めていないみたいでオイオイとなった。

    巨漢の三好清海が、女の様に華奢で美形の兄・伊佐と色白糸目無口の望月六郎に挟まれて「おれのために争うのはやめてくれ」とヒロインポジになったのは笑った。

    最後は十勇士全員集合で感動があった。

  •  この2巻を読み終わってまず思うことは、一般論として、やっぱり「真田十勇士」が好きだなあということでした。変な、というかバカな言い方かもしれませんが、真田十勇士が史実でないことは残念だなあと思ってしまいました。2巻を読んでそんな十勇士愛を再確認させられたので、この本はきっと成功してるんだと思います。が、欲を言えば前半部分のエピソードの必然性が薄くテンポが悪いように感じていました。後半にかけて物語が大阪に向かって徐々に動き出していくと、それが良くなり、話を脱線させがちな三好兄弟&由利鎌之助も楽しくなってきて、わくわくしてきました。うちの子も、10人の名前を覚えることを楽しみ、それぞれに愛着を感じているようです。それにしても、三好伊佐を華奢で女性みたいな体格として描くのはこの本のオリジナルなんですか?それとも最近のゲームかアニメかなにかで使われているアイディアなんでしょうか。僕が子供の時に読んだマンガかなにかから植えつけられていた真田十勇士のイメージでは、三好清海入道と伊佐入道は十勇士の巨体のツートップという感じで二人で棍棒かなにかを振り回しているイメージだったので、これは十勇士全体のイメージにも関わる違和感がどうしてもありましたね。それはともかく、さて、彼らは3巻でどうなってしまうんでしょう。うちの子は、まだ大阪冬の陣・夏の陣のことを全然知らないので、この物語の行く末に何も不安を感じていません。それもあって、僕はどんな形でこの物語が閉じられるのか心配で、楽しみです。

  • 図書館より。

    意外と楽しく読了。真田十勇士、詳しくないから先入観なく読めて良かったのかも。

    今回で十勇士全部揃い踏み。
    正直、正史を舞台にした歴史物語はラストがわかるから悲しいんだけど(出来れば関係者全員生き残って欲しい!)だからこそ、人間臭く生きてる姿が描かれていると心惹かれるのかも。

    まぁ、これは児童書なのでそんなに生々しい人間模様はないけど(それはそれで読み易くて結構)。
    とりあえず次も読みます。

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著者プロフィール

小前亮/1976年、島根県生まれ。東京大学大学院修了。専攻は中央アジア・イスラーム史。2005年に歴史小説『李世民』(講談社)でデビュー。著作に『賢帝と逆臣と 小説・三藩の乱』『劉裕 豪剣の皇帝』(講談社)、『蒼き狼の血脈』(文藝春秋)、『平家物語』『西郷隆盛』『星の旅人 伊能忠敬と伝説の怪魚』『渋沢栄一伝 日本の未来を変えた男』「真田十勇士」シリーズ(小峰書店)、「三国志」シリーズ(理論社 / 静山社ペガサス文庫)などがある。

「2023年 『三国志 5 赤壁の戦い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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