応用代数 (電子情報通信学会大学シリーズ A- 1)

著者 : 伊理正夫 藤重悟

• コロナ社 (1988年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[sergさんの感想 · 2018年11月13日]

0円購入2003-11-17

[tohoho238さんの感想 · 2012年1月2日]

Amazonのレヴューに『・・・集合や代数といった抽象的な数学についての工学向け入門書は非常に少ない。本書は工学者がそのような抽象数学を身につけられるように書かれた本であり、コンパクトによくまとまっている。

また線形代数についての部分もあるが、この部分も数値計算や標準形といった観点から記述されており、普通の線形代数とは多少異なった工学向けの内容になっている。最後には離散最適化理論で重要なマトロイドについても触れられているので、非常に貴重な本だと思う。

数学者のための代数ではなく、工学者のための代数の教科書として広く使ってもらいたい本である。』とありました。

確かに他の本で触れられていない内容がてんこ盛りになっているので、工学系の方が自習書として初めに購入するのはお勧めできません。

ある意味数学者のための本の方がやさしく書かれています。

今思えば、最初にこの本で代数を勉強しようとして躓きました。

でも、内容自体は貴重です。同著者によるグラフ・ネットワーク・マトロイドは今日でもその内容に匹敵する本はないと言えます。
また藤重先生は洋書でもSubmodular Functions and Optimizationという世界的な本の著者です。

著者プロフィール

元東大

「1996年 『偏微分方程式』 で使われていた紹介文から引用しています。」