今ここに神はいない‐米海兵隊員が見た硫黄島の地獄

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制作 : 奥田 宏 
  • 梧桐書院 (2010年7月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784340140022

今ここに神はいない‐米海兵隊員が見た硫黄島の地獄の感想・レビュー・書評

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  • 硫黄島について書いてあるのは後半。なのでそこから読むだけでよい。彼がすさまじい体験をしたことはよく分かる。だけどそれはこの島にいた全員であって彼だけではい。やけに分厚い本だけど斜め読みだけで充分。硫黄島について調べるときがあればちょっと思い出してほしいかな。

  • 感動の連続でじっくりと時間をかけて、10日かけて読んだ。1000冊以上本を読んできたが、一番良い本だと思っている。
    作者は、仲間全体のことを思い、祖国を守り戦うことを、何も誇らしげにゆうでもなく、自慢するでもなく、自分の心にある思いと魂の叫びを本にしている。
    それはもはや最後、結のページでは、天然の詩となって溢れ出ている。
    目を閉じればと…と綴られた結語に、魂に刻まれた詩とこの作者の全てがつまっているよう思えた。
    作者がゆうように勇敢で勇敢で忠誠、そしてダイナミックな行動は、何度感動したことかわからない。

    余談だが、作者は何度も死にかけたことを幸運で不思議だと言っている。確かに、何度も偶然が重なり、生き残れたのは、本当に奇跡に近い。
    だが私は思い、考える。
    この奇跡と幸運は、この人の自分の死を賭してまで、仲間に尽くし、衛生兵としての責任を全うすることがあったからだと思う。つまりそれは、心のままに必死で一生懸命だったからではないかと思うのだ。
    それは、全ての兵が必死で一生懸命だったと言えるかもしれない、だがそうではなく、この人の心からの忠誠と責任感があったからだと思うのだ。
    常に周りのことを考えて死ぬかもしれないのに、仲間を助ける場面が何度も出てくる。仲間を思い、救護ラインから、前線に復帰もする、その時仲間に、自分の心の思いは前線の方が、救護で苦しんでいる人を見るよりマシだとゆう。私はこういった場面に、幸運と奇跡が宿るように思うのだ。自分らしく、心のままに、謙虚に、自由自在に動き、行動したことに奇跡と幸運があるように思う。それは仲間のために、仲間が苦しんでいるのを見捨てられない思い、そして見捨てなければならない罪悪感に、兵への思いやりに、勇敢に、勇猛に、自己犠牲に、
    その真摯さに一生懸命さに、私は幸運の奇跡が宿ったように思える。最後、何日も薬を使って眠らずに、救助船に帰る時にも、目を閉じれず、前線から退いたことに憤りを感じるところに凄まじい、忠誠と自己犠牲の執念がある。目が閉じれないとゆうことは、敵を見て、仲間を見て、星条旗を見るための目を閉じないとゆうことではないか。その心意気、真心に幸運と奇跡が宿ったのだ。
    本当にありがとうと言いたい。心にずっと死ぬまでしまいたい本だ。

  • [ 内容 ]
    一九四五年二月一九日、硫黄島。
    南海の孤島は地獄と化した。
    散乱する肉塊、死にゆく戦友、肌にしみこむ血の匂い。
    「地獄の橋頭堡」の生き残り兵が戦後四〇年を経て初めて明らかにした衝撃の記録。

    [ 目次 ]
    第1部 入隊(1943年7月、海軍軍人となる;“ファラガットへ登れ”;惨めだった休暇帰郷 ほか)
    第2部 血戦(上陸の日、1945年2月19日;日本軍の猛攻に晒される浜辺;砲弾と銃撃の嵐 ほか)
    第3部 生還(原爆投下で訓練は終わった;占領した佐世保での日々;船は静かな港に帰った)

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 海兵隊から見た硫黄島戦。
    もう少し訳がよかったらと思うけれど、それを抜きにしてもとてもいい手記だった。

    人によっては嫌かもしれなけれど、戦地に立った兵隊の心理がとてもよく分かる。敵への心境も当然のことだ。
    いや、この筆者は冷静で、むしろそれがすごいと思う。

    今まで日本軍側の手記を見ていたので、日本兵のくだりは切なかった。
    この人かも、あの人かも。あぁこうやって死んでいったのか…。

    日本軍とアメリカ軍と、双方からの視点で読める戦場はあまりない。
    いい本だった。

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今ここに神はいない‐米海兵隊員が見た硫黄島の地獄の作品紹介

「地獄の橋頭堡」の生き残り兵が戦後40年を経て初めて明らかにした衝撃の記録!本書は、実際に戦地で戦った元アメリカ海兵隊員が書いた記録である。日本側から書いた硫黄島戦記は多々あるが、アメリカ側から、しかも実際に従軍していた兵士が書いたものを日本で出版した本書は、稀有かつ貴重な一冊となるであろう。

今ここに神はいない‐米海兵隊員が見た硫黄島の地獄はこんな本です

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