“水戸大家”式 本当にお金が稼げる不動産投資術

著者 : 峯島忠昭

• ごま書房新社 (2015年7月30日発売)

感想・レビュー・書評

[ヨッシィさんの感想 · 2021年6月26日]

サラリーマンを経て不動産投資家として成功し、不動産投資会社の経営者となった著者が不動産投資について解説する一冊です。本書が書店に新書として並んだ当時（２０１５年頃）は本書の表紙にある著者の写真（オシャレな髪型）イメージが先行して内容についてあまり吟味せずに月日が経ちましたが、今回改めて手に取って深読みしたところ、本書の内容の良質さに驚きました。他の不動産投資家や不動産業関係者の著作のように表面的な解説（どちらかというと不動産投資は低リスクで安定的に収益が上げられるといったプラスイメージ先行が多い）とは一線を画し、本書では不動産投資の失敗例やリスクについてもきちんと述べられていて、またケーススタディ形式で解説がとても分かりやすかったでした。不動産投資に向かない人（金融機関の融資が付かないいわゆる属性の悪い人）についても率直に述べていて、その場合の対策方法（とにかく現金をつくる。お金を貯める）にもふれており著者の親切な人柄が垣間見れました。物件購入を検討する際に利回りだけでなく金融機関融資・キャッシュフローにポイントを置くことを指南している著者の考えに共感します。平易な表現でシンプルに不動産投資について語られた本書ですが、大切な各ポイントを漏らさず、また投資のデメリット部分もしっかり記載されていて他の方にも入門書として安心しておすすめできる一冊です。

[dekiさんの感想 · 2016年1月2日]

まさに不動産投資本の集大成ですね。
たくさん学ぶことがありました。
出口戦略のところはまさにおっしゃる通りだと思います。
キャッシュをいかに残してキャッシュフローを上げるか。

僕もようやくローンも終わるのでいよいよ本格的に将来のことを考える時期にきました。