女王の百年密室

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著者 : 森博嗣
  • 幻冬舎 (2000年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (500ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344000094

女王の百年密室の感想・レビュー・書評

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  • こてこてのミステリだと思ったら大間違い。近未来SFって感じだった。もちろんミステリな要素もあるんだけど、それは主題への投石みたいなもの。『目にすれば失い、口にすれば果てる』ルールで包まれた神の存在。死なないことによる死生観の違いがある世界で起きた殺人。そして復讐の意味。非常に哲学的なテーマでもう一度読んでも絶対面白いと思う。そして読み終わった後にタイトルの意味に気付かされるのもまた秀逸。
    まぁそんな深い話もいいんだけど、普通にミチルとロイディの会話も楽しかったりする。森さんの小説ってこのウィットに富んだどこかクスッとくる会話がすごく魅力的だよね。なんだか続編もあるらしいのでそっちも楽しみ。

  • 久々に森さんの本を読んだ。読み始めは森さんの世界観やテンポについて行けなかったけれど、アップテンポ気味に読んでみたら、途中ストーリーが展開し始めて、そこからはゆっくりと味わって読めた。
    んで、やっぱり森さんはいいな♪と思った。私はまだスカイクロラシリーズしか読んだことがないのだけれど、この独特な森さんワールドに浸りたいと思ったら森さんの本を読むしかないのだと思う。代わりはきかない。だから、ときどき森氏の本に帰ってくることになるのだ。

    この『女王の百年密室』は未来のお話。作者が科学者ということもあり、未来としては現実感があり、そんなに遠くない時代を連想させる。ストーリーはそんな中で不思議と存在する閉鎖空間。云うなれば村。が舞台。そこは一見完璧で、でもどこかに綻びがある。

    読了後は、「ああ、帰って来ちゃった」って思った。現実に。

  • 最後の100ページでようやくおもしろくなってきたかなと思ったけど、最後までそうでもなかった。

    Wシリーズが秀逸なので、それと関係ある本作を読もうと思っている人にはつまらんかも。自分もそうですが。

  • 女王が統治する幸福で豊かな楽園。不満も恨みもない世界で起こる空前の殺人事件。女王の塔の中で殺されていたのは…。完全なる密室。そして、完全なる犯罪。誰が、どうやって、何のために…?僕とパートナのロイディは推理を開始する。しかし、住民たちは皆「殺人」の存在さえ認めない。「密室」の謎、「百年」の謎、「女王」の謎、そして「神」の謎。“密室”の扉は、いま開かれる。新世紀=森ミステリィの黄金傑作。
    「BOOKデータベース」より

  • 傀儡使いのような、二つで一つのような、不思議な感じ
    頭のある身体が本人か、頭によって動かされている身体が本人か。
    わたしはどこにいるのかしら
    わたしがわたしだと思いさえすればアバターですらもわたし?
    どこまでを機械にしたら人は人でなくなるのか、というのはSFでもよくテーマに挙げられるけれど、やっぱりよくわからない
    代替不可能なものなんてそうそうないのかしら
    意志すらも謎

  • うーん

  • 青春アドベンチャー

    脚色 富永智紀
    音楽 伊藤守恵
    演出 大久保篤
    技術 糸林薫
    効果 島津楽貴(1~5)、木村充宏(6~10)
    制作統括 オオツヤマうしお
    出演 サエバ・ミチル:高山みなみ(1~10)
    ロイディ:高戸靖広(1~10)
    デボウ・スホ:島本須美(1、5以外)
    ジュラ・スホ:マツダゆうき(1、2)
    クロウ・スホ:スズキりさ(5)
    アジ・バウ:水澤心吾(6以外)
    マイカ・ジュク:八代駿(1、3、8、10)
    リン・バウ:マエダちあき(2~4、8、10)
    シンカ・ワング、:佐藤友紀(7以外)
    カイ・ルシナ:キムラまさふみ(4、6、8)
    マノ・キョーヤ:柴田秀勝(1、5、7~9)
    クレジット:田中奈緒子?

    コナンばかり観ていると分からないけれど、高山みなみって演技力結構高い。

  • 2014/4

  • タイトルにある「密室」は実のところ、この作品の主題ではない。何故ならこの作品に密室トリックは存在しないから。というより密室トリックと呼ぶには無理のある密室トリックしか登場しないからだ。だからといって下等なミステリ作品だというわけじゃない。この作品の主題は別にある。
    舞台は近未来(今からおよそ百年後くらい)、時代はセルフアーキテクチャがソフトとハードの境界をなくし、過去のあらゆるメディアが嗜好品となった世界。罪と罰の概念がない街「ルナティックシティ」にミチルとパートナのロイディは迷い込んでしまう。街の文明レベルは読者の世界とほぼ同等だが、近未来の住人であるミチルにとってはどれもこれも珍しいものばかり。

  • ロイディかわいい。

    「その世界に住むひとはどう考えるのか」というのがとても面白かった。世界が違えば常識も違うし、物事をどう見るかも変わってくるけれど、そういうことが本当に自然に描かれているのが好き。主人公の図書館へのリアクションみたいなエピソードだけでなく、ちょっとした言動にも現れていて、そういうさりげなさがいい。

    ロイディかわいい。

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