女王の百年密室

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1071
感想 : 113
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  • Amazon.co.jp ・本 (500ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344000094

感想・レビュー・書評

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  • 『スカイ・クロラ』シリーズとこの女王シリーズのこの感じはかなり好きだなあ、というか僕は森博嗣好きなのかもしれない。

  • 百年後の未来、主人公と人造人間のコンビが迷い込んだ秘密の王国。そこで起こる不思議な殺人事件。人の生とは、死とは何か?何が人を生きさせるのか。
    (森博嗣HP浮遊工作室より引用)

    不思議な読後感.
    生きているとはどういうことか、死んでいるとはどういうことか.
    貧富の差なく、食べるものにも困らない、そんな場所がほんとうにあったなら.犯罪はなくなるのだろうか、不満を抱くことはないのだろうか.
    結局は、人間のエゴによって造られた国(?).サエバ・ミチルが壊さなくてもいずれは崩壊したシステム.やはり夢物語か.
    100年後には、脳だけ生きて他の人、またはロボットの体を借りて動くようになるのだろうか.

  • ドラゴンボールのスカウターが登場する。

  • ミチルがウォーカロンをつれてたどり着いたある街。
    その街は現代の街のシステムとは大きく異なる街だった。

    はい、森氏百年シリーズです。
    すごい昔にアメリカ横断クイズの商品で「人間冷凍権」みたいのがあって、子供ながらにそれがすごく怖いのを覚えていて、で、そんなシステムが現実化されているルナティックシティが舞台。
    何十にもぐらされたトリックに注意。
    前半で気付けるものではありますが。

  • ―GOD SAVE THE QUEEN―
    エピグラフ:「大いなる自由」ジュリアン・グラック著

    まずは、装丁が素晴らしい。
    通常、家族や影響を受けた人物に冒頭で感謝するなんてマネはしない森氏が、珍しくありがとう文を冒頭に挿入している。
    装丁の写真を撮った人物に対して、だ。
    この装丁の写真の素晴らしさが伺える。
    背表紙のどぴんくも素敵だ。
    また、表紙をとると古い洋書のようで、これもまた良い。
    ビジュアルにこだわったのだとよくわかる。
    本棚でドヤ顔している一冊になった。

    内容はというと、
    他作品とのリンクあり。
    最後のひっくり返し方も森氏ではよくあるパタン。
    ミチルとロイディのコンビは好き。
    最終巻が森作品の最後なので、
    読みたいような、読みたくないような、複雑な。

  • 近未来ミステリー?閉鎖された空間、王子との出会い。基本は主人公視点で話しが進みます。中途半端な印象が拭えません。後半のバトルシーンの必要はあった?全体的に内容が浅くて読んでても一文が短いせいで目が滑りました。正直、期待はずれ。ただし、世界感は◎。

  • うーん、なるほど。気づくべきトリックもあったけどエピローグは…
    生きてるっていう定義は思ってたより広いかも。
    個人的には森さんの本の中でもかなり上位。

  • 舞台設定は完全にファンタジー。トリックは都合良すぎ。露骨な改行も興醒め。特異設定ものなら、西澤、山口に遠く及ばないな。H女史より。

  • 中学生の頃にラジオで有名声優を起用した朗読を聞いて、この作品を知った。
    もっと詳しく知りたいと思い、母に頼んで購入してもらった記憶がある。

    核心部分と本のタイトルしか覚えてなかったので、10年近く経った今、再び購入した。
    当時はよく理解できなかったことも歳を取れば理解できるようになるものだなと感じた。
    元々ファンタジーっぽい世界観は好きなので、入りやすい内容だと思う。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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