ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本

  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344001404

感想・レビュー・書評

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  • 談話室で教えてもらってからずっと気になっていた本。
    実は英語はあまり好きではなくて(と同時に日本語も不自由)、英語を読むのかぁと抵抗感も同時にあったのが正直なところ。

    ふと、読書猿さんが著者向山貴彦氏が訃報をリツイートしていてやっぱり読まなきゃと思い至り読んでみた。

    著者向山淳子さんは、苦労して英語を身につけたそう。たとい留学してもまったく身につかずに帰ってきてしまう人もいるのだという。でも、彼女は身につけた。方法はただただ苦しみながらでも英語を読むということそれだけだった。

    日本で英語は分野がいくつかに分かれています。スピーキング、ライティング、リーディング…しかしそんなことをしているのは日本だけだという。
    最近はヨンギノウとかいう謎の試験を課す風潮。大学入試制度も「汚さ」れていく。
    英語の教育はますますめちゃくちゃになるかもしれません。
    著者は、聴いたり書いたりするには、英語の表現が頭になければならないといいます。そのためにどんどん読むことで頭にストックを作っていくのです。文法重視、訳読中心から多読へとスムーズにシフトしていけば英語を身につけるのは難しいことではないのだと思いました。

    本書では、ブルーベリーパイが大好物のでぶ猫とパイ作りが得意なお菓子職人のストーリーを軸に英語の読み方を解説します。今までごちゃごちゃしていた文法を読むのに必要なものにしぼってあとは多読していこうという明確な姿勢。

    練習用の絵本も、アメリカ風ながらほろりとさせてくれます。でぶ猫が愛らしくてたまりません。

    巻末には、副読本の読書案内が付く。僕のタイムラインではお馴染みのロアルドダールが初級に、ハリーポッターは上級に位置するそうだ。
    英語嫌いは、英語を読まないからならば、これからやさしい英語の本から原書を読んでいこう、そうしよう、と強く思わせてくれる読書体験でした。

    • 夜型さん
      それから、紹介していただいて、ほんとうに感謝しています。ありがとう。
      それから、紹介していただいて、ほんとうに感謝しています。ありがとう。
      2018/09/07
    • 5552さん
      おお、一周年なのですね。
      もっと長くやってらっしゃるかと思っていました。
      わたしは気づかずにいつのまにか過ぎてました...(ちょっとショ...
      おお、一周年なのですね。
      もっと長くやってらっしゃるかと思っていました。
      わたしは気づかずにいつのまにか過ぎてました...(ちょっとショック)
      これからもよろしくおねがいします。
      2018/09/08
    • 夜型さん
      5552さん、こんにちは。
      貴殿がいるおかげでタイムラインはほのぼのします。
      こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします。m(_ _...
      5552さん、こんにちは。
      貴殿がいるおかげでタイムラインはほのぼのします。
      こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします。m(_ _)m
      2018/09/09
  • 苦手な英語克服のため、英語多読に挑戦しています。
    GR(Graded Readers)の中から本を選び、ぼちぼちレベルを上げながら読んでいる最中ですが、苦手な文法でつまづいてしまうこともたびたび…。
    そこでビッグ・ファット・キャットを再読です。

    本書の特徴はこれでもかというくらい易しく、英文を読むポイントを教えてくれるところです。
    目的語、形容詞、助動詞…などなど、文法用語が出てくると気の遠くなる私にはぴったり。
    全編カラーで、色と絵で文の形を示してくれるのも、視覚的にわかりやすくて印象に残ります。
    …それに、猫好きの心をくすぐる、もったりとしたフォルムの猫のイラストがかわいいのです!

    本書を読み切ることで、英語に対するモチベーションが高まりました。
    苦手意識の強い英語のやる気スイッチをONにしてくれる本は、私にとってはかなり貴重な存在なので、本当にありがたい!

    巻末の前置詞の説明は理解度50%くらいなので、もう一度くらい読み返したいと思います。

  • 英語を苦手だと感じている人が読んだら、苦手意識がなくなると思います。しゃべれなくても、英語の基本構造が、とても簡単にできていることがわかります。中学生のときに知っておきたかったよお、とか思うかも知れません。

  • 簡略化された英語教材。
    とても分かりやすい。
    紹介される物語がとても面白い。
    「THE RED BOOK」がとても好みのホラー短編。
    読書が好きな自分にとって、英語学習のために英語の本を読むことを強く勧めているのは助かる。

  • 英語を1から勉強し直そうと思い手に取りました。
    最初の教科書がこんな可愛い本なら、英語が苦手にならなかったかも? 一度習ったから楽しく読み進められたのかもしれませんが…
    短編のホラー、私は本当に怖かったです(ホラー苦手なので)

  • 英語超初心者用に書かれた本。文法用語もできるだけ使わず、ものすごく分かりやすく無理のない方法で英語の基礎を教えてくれる。

  • ねこがかわいくてさくさく読めるやつ。

  • 180910

    届いて1日で読み終わったぞ!!!!
    めちゃ良い!!!!

  • 『ビッグ・ファツト・キャットの世界一簡単な英語の大百科事典』の基になってる本。ビッグ・ファツト・キャットシリーズの英文の基本的な解釈・考え方はこの本で完成されている模様。ただ、大百科事典より言葉での説明が多い。値段的に100円しか違わないので、どちらかを買うとすれば、こっちより大百科事典の方をお薦めしたい。でも、両方読んでみて、ダブル向山氏による読者の理解を深めるための試行錯誤が見て取れたので、それはそれで面白かったです。

  • 復習の意味で購入。学術論文なんてものを読んでいると、著者に「あなた、結局何が言いたいのよ!」とキレたくなることもしばしば。それに比べて本書のシンプルな文章は心が洗われるよう。英語が苦手な人も、英語で文章を書いてみたくなる本だと思います。また絵本の翻訳にトライしてみたくなりました。big fat catが超カワイイ!

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