15秒

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著者 : 安東能明
  • 幻冬舎 (2002年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344002111

15秒の感想・レビュー・書評

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  • 午前5時を期して 時間が15秒遅れた。
    発端はたったそれだけのことだった。
    それによって人が死ぬなどということは 誰が考え得ただろうか。しかし たしかにそのたった15秒によって何人もの人間が命を落としたのである。

    そもそも時間とはどこで誰が決めるのか?
    電話やテレビなどの時報もすべてが正確に一致しているわけではないと言う。時計を見せずに生活させると 人間は一日を25時間として動くようになるとも言われる。時間とは一体何なのだろう。
    こんなにも不確かであるにもかかわらず 日常からなくすことのできない時間というものを 乗っ取ることができるとしたら 人はどうするだろうか。そして時間を乗っ取られたら世界はどうなってしまうのか。
    限りなく荒唐無稽で観念的な「時間」というものが素材とされながら 鉄道・ケーブルテレビ・病院というきわめて日常的な場面として描かれているのが いっそう不気味さを掻き立てる。
    足もとを掬われそうな一冊である。

  • 「僅か15秒されど15秒」この時間停止によって引き起こされる社会パニックを題材にした作品。

    時報そしてデジタル表示される00秒、誰も現代社会においてそれを疑うものはいない。

    ある鉄道乗務員が過去の事故の復讐のため、日本標準時を操作し社会を混乱させようと画策する。

    それを阻止しようとする主人公の乗務員、犯人とのバトルの末、最後には大切な宝物を再発見。

    秒刻みで運行する鉄道ダイヤ、刻々と変化する社会状況はデジタル一辺倒なのに乗務員使用の時計は

    なぜかアナログの懐中時計ですね!

  • まあ... 鉄道関連の情報や時に関する諸々は気になって読むには読めたのだけど。展開そのもはえっっってかな。でも最後まで惹きつけられるんだから。サイコサスペンス?

  • 2014.5.21ー35
    テーマは興味深く、大筋は悪くはないから前半は引き込まれるものの、共感出来る登場人物もなく、台詞回しや行動に不自然さが残り、今ひとつ溜飲が下がらない。

  • テーマはいいと思うんだけど、登場人物の誰にも心動かされず

  • たかが15秒、されど15秒。「タイムパラドックスホラー」と銘打たれているそのことに関してはなんともいえないけれど、時間に縛られることの怖さは感じる。鉄道会社のあれはどこまでホントなんだろう。しかしあんなに時刻表どおりにきっちりしてるの、日本くらいなのにね。
    個人的には、専門的な部分についていきにくかったのでちょっと読みづらかったけれど、まずまずかな。

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安東能明の作品

15秒の作品紹介

2月10日午前5時、JR関東の運転士の時計が、ケーブルテレビの放送が、そして精密機械工場の時間が15秒遅れて、2人が死んだ。なぜ因果関係のないそれぞれの時間が15秒遅れたのか?犯人は何のために、どうやって時間を動かしたのか。

15秒はこんな本です

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