- Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344002135
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
著者が死去され、氏の枕言葉となる代表作の太陽の季節を読んでみたいと思い読んでみた。
放埒な若者の生き様を辛辣、反抗的に描かれ60数年経っても輝きを失ってない様に感じた。
文藝春秋今年1月号に氏の手記が掲載されていた。一橋大学の同級生西村という人に薦められ書いた原稿用紙100枚程の小説が受賞し、その同級生にいたく感謝を述べていた。その賞金で洗濯機を母に買い、母を洗濯の重労働から解放し母から心底感謝され親思いの一面が記されていた。
ご冥福をお祈りいたします。 -
賛否両論な作品だったというが,若々しさに対する賛同も反倫理に関する批判も,どちらも正当な評価とは言い難いと思う。
人を殴ることがいかに楽しいかという,ある種当然なことを普通に書いている作品,以上のものではない。時間も金もあったところで退屈に殺される一方で,ああいった行動に出るのはむしろ健康的(だが幼い,これが青春か)に思える。 -
ハードボイルド。短編集。すこし耐性はついたかな。
うわってなったり、すこし主人公がかわりかけるところで終わるもので、その先が気になる。
note 又吉紹介
C0093 -
こんな酷い作品だとは思わなかった
完全な遊戯でもう読むのは辞めようと思った。
救いは乾いた花の物語が良かった
あとがきに映画化されているとの事なので見てみたい -
良くも悪くも「時代」を描いている。そうした小説でも時代を越えて読み継がれる作品はたくさんあるが、これはその部類に入らない。時代を越えられない作品。
-
新潮文庫の方と収録作品は違うのだろうか?ちょっと記憶にないけど。とにかく「完全な遊戯」が好き。本当に「完全」だから。
石原慎太郎の作品には言い訳が一切ない。
描写が言い訳になっていないのが好き。