砂の狩人 上

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著者 : 大沢在昌
  • 幻冬舎 (2002年9月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344002401

砂の狩人 上の感想・レビュー・書評

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  • 「狩人」シリーズ第2弾。

    個人的には、狩人シリーズの中では一番好きです。
    けど、ミステリーとしては「ハア?」って感じだし、小道具として出した喉につっこまれた携帯電話とかも、なんかうまく消化し切れてないし、いろいろとストーリーは破綻しているのですが、それでもこれが一番いいと、わたしは思っています。

    それはひとえに、大沢キャラの中でも最もハードボイルドな西野というキャラのおかげです。
    この物語は、彼のためにあり、彼がいるからこそこの物語が成立する、というくらい、ものすごいキャラです。(というか、それが普通なんだけど)
    キャラクターを作るにあたって、ものすごく参考になるというか、「これがキャラ立ちってもんだぜ」っていうのを見せつけてくれる作品です。キャラを立てるっていうのは、パーツを強調させるわけじゃないんだ、ということを、作品をもって教えてくれます。


    時岡という警察庁高官(いわゆるキャリア組)。
    殺人犯を射殺したことで警察をやめた西野。
    極道の子供を狙った連続殺人事件。
    この三つが交わって、物語が始まる。

    狂犬と呼ばれ犯人を探し当てる才能に優れた西野に、連続事件の解決を依頼しにくる時岡。
    最初に会った瞬間から、時岡の容姿だけではなく時岡の中の何かに惹かれる西野。
    大人の男女の、ギリギリのところで繰り広げられる愛憎劇。

    そして狂犬はやはり狂犬である。信じたもののために命をかけるというところまで。

    ミステリーや物語としては「北の狩人」のほうが優れているが、西野というキャラクターが強烈。
    そして、熱く、時にウェットに語る大沢節ではなく、西野のキャラにそぐうような冷たく硬く突き放したような文章に、ゾクゾクします。

  • 下巻に続く。

  • 元刑事、警視庁の女キャリ刑事が、中国人マフィアと暴力団の全面戦争に取り組んでいく。

  • 九州の暴力団が西野を拉致するあたりまでは、いろんな組織が入り乱れての一進一退の攻防が、どのような形に収束するのか面白かったのだが、マニラチームの壊滅戦で主だった人物が死んでしまうと急速に面白みがなくなっていった。

    主人公・西野のキャラが無機質と人間性の狭間にあるのが分るがそのふり幅が小さいところにあいまいさだけが目立ってしまった。

  • 死にすぎ。。。
    犯人の意図が良くわからず、最後までどきどきしましたが、結局は2家族の親子関係の問題だった気がする。ここまでひどくなる前に家庭内で処理しろと この家族に巻き込まれてしまった人たちが余りにかわいそう。

    家庭内での会話は大事だとしみじみ思ったり。

    ・・・と書いてしまうと、家庭問題の話なんだ、と思われそうだけど、バリバリ?のドンパチものです。この原因と経過、結果のギャップがなんとも。

  • 『このミステリーがすごい!』2003年4位
    『週刊文春ミステリーベスト10』2002年6位 国内編

  • 2010.06.28読了

  • 猟奇殺人だけに惹かれて読み出した不謹慎な私(笑)。いや、だけど他のところも、というか他のところが充分に面白かった。私としては連続猟奇殺人の意味合いについてもうすこし詳しく知りたかったりするのだけれど、それがメインじゃないものね(たぶん)。しかしつくづく、新宿って恐ろしいところだなあと思ってしまうのは、恩田陸の某作品を読んだせいかな。すごい偏見(苦笑)。
    ところでこれは「北の狩人」の続編らしい。まるで別の話らしいけれど。というわけで、機会があれば読んでみようっと。

  • 狩人シリーズ、3冊目
    細かいところは違っても 大筋は一緒の話に少々飽きてきた~
    上巻読んで、途中断念しようと思ったが
    下巻に入ると、やっぱり大沢ワールドに引きずり込まれたわー
    で! で!どうなの!?次どーなのっ!


    ( ・_ゝ・)<基本ベタが好き

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砂の狩人 上の作品紹介

暴力団組長の子供ばかりを狙った猟奇殺人が発生。警察庁の上層部は内部犯行説を疑い、極秘に犯人を葬ろうとした。この不条理な捜査に駆り出されたのは、かつて未成年の容疑者を射殺して警察を追われた"狂犬"と恐れられる刑事だった。

砂の狩人 上の文庫

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