星宿海への道

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著者 : 宮本輝
  • 幻冬舎 (2002年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344002814

星宿海への道の感想・レビュー・書評

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  • 兄‼︎
    童話のようにでもリアルに心残る幼少期

  • NHK特番で星宿海について放送していたのをきっかけに読むことにした。
    気になった点は、以下。
    ■前置きも何も無く、事実を最初に書くこと
     まず事実を書いた後、事実となる理由を書いていく文章スタイルが多かった気がする。
     これが作者の文章の特徴かもしれないが、読んでいて急にがらりと話題が変わってしまい、私は混乱しかけることが多かった。

    ■雅人の生死
     私はウィグルで生きていると思う。ウィグルで出会った雅人に似ている子どもの父親になっているのではないかと思う。

    ■星宿海
     星宿海についての書き込みが浅いような気がした。(もちろん私の読み込みが浅いのもあるが。)
     雅人の星宿海への思い入れは良く伝わってきたが、なにもチベットの湖にしなくても良いのではと感じた。
     作者の思い入れがあるのでしょうか。

  • また読みたい

  • 幼き日の陰を持った兄と弟。そして兄が50歳を超えて少年時代から憧れ続けてきた中国の黄河の源・星宿海ではなく、カシュガルで失踪。幼き日をたどり、そして兄の実母の出身地である瀬戸内海を訪ねる。兄の小さい女の子を産んだ母娘、そしてこれも幼き日から出会いのあるお好み焼き屋の女主人などが織り成す叙情的な小説でした。自らの年と同年代になるだけに、昭和30年代の貧しい日本、物乞いをする母と子などが今では美しくさえ感じます。

  • 中国は新疆ウイグル自治区で失踪した男にまつわる物語。
    視点は章ごとに主に弟、妻など複数から人間像をあぶりだしている。
    物語の出発点は混沌の時代、大阪の川辺。
    宮本の「泥の川」の舞台と共通するのか詳しくはないが、自分にはそう想像させた。物乞いの子が兄として家族に加わり、時を経て失踪。兄は「星宿海」に強く惹かれ、それは兄個人の生い立ちに強く関わっている。
    全編を通してモノクロのイメージを感じさせたが、星宿海にまつわるくだりについては光輝く映像が想像される。蛍川みたいに、全体としては終局的雰囲気を一点の強烈な光によって照らす手法は見事である。
    しかし、読み進めていってこれといった盛り上がりは感じなかったし、結局あいまいにというか途中で終わってしまったような感じもして、特に感動を覚えることもなかった。
    少し期待外れ。

  • 宮本輝の本の中で、私が苦手な場末系の雰囲気をもつ部類に入りそうですが、これは別。うまく阪神大震災後系につながっています。

  • 兄が中国で失踪。その兄は養子。母親と2人で物乞いをする生活だった。遠慮しながら新しい家庭で暮らしていたのだろうか?星宿海(せいしゅくかい)という黄河の始まりの場所に憧れがあったよう。そこを目指して失踪したわけでもないだろうけれど、自由になりたかったのかも。

  • 初読みか再読かわからない一冊。書きたい焦点が定まっていないといった印象を抱いてしまった。

  • 7.14.09読了。瀬戸雅人は中国の新疆ウイグル自治区で、この旅行から帰国したら一緒になる女性、千春と彼女のお腹にいる将来の娘を日本に残して、自発的に行方不明になる。千春に旅の途中に手紙を書く。女の子が生まれたら、せつと名づけてくださいと綴っている。せつとは8歳の時まで一緒に路上生活した、両足不自由で両目が見えない、産みの母親の名前である。雅人の行方や生い立ちなどを捜し求める内容だったから、ミステリー小説のようなそれでどうなの?的な感覚だったから面白く読めた。

  • うーん、宮本輝の本は内容を説明するのがとーっても難しいんで、とにかく「優駿」から読み始めていただければ、いずれこの本に至ると思います

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星宿海への道の作品紹介

中国南西端の地より、燃え盛る炎を胸に男は姿を消した。父の顔も知らぬ幼な子をかかえて生きる女と、兄を追う弟のたぎる想い。その愛しい生命の絆の再生を鮮烈に描く感動巨編、ここに誕生。

星宿海への道はこんな本です

星宿海への道のKindle版

星宿海への道の文庫

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