ボロボロになった人へ

  • 幻冬舎
3.16
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本棚登録 : 1115
感想 : 181
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344003316

作品紹介・あらすじ

これほど誠実でありながら、刺激的かつ、魅力的で、笑え、感動できていいのだろうか!?リリー・フランキーが、その才能を遺憾なく発揮した、はじめての小説。

感想・レビュー・書評

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  • リリー・フランキーの短編小説集。
    やる気ない、夢もない、経験もない、そんな人達に『人生なんてそんなもん』と言っている本です。
    しかし一方で普段の生活の中に落ちている『本当の幸せ』に気付かされ、最後は『少しの努力で変わる』と感じさせる本でもあります。
    エロチックでユーモラスで脱力感と諦観たっぷりのリリー・フランキーの世界。
    タイトル通り、ボロボロになった時に読みたい本ですね。

  • 代表作『東京タワー』を読んだあと、この人の才能は本物なのか気になって読んでみた。
    というのもリリー・フランキーの才能に半信半疑だったからだ。

    そしてこの作品。
    ひどい。
    痛みやエロスの表現も学生が書いたような文章で読んでいて苦痛。
    笑いのセンスも薄い。

    歌やバンドでもそうだが、趣味の範囲を超えていないために、人に感動を与える芸術作品にまで昇華していない。
    リリー・フランキーの得意な表現でいうと「オナニー」を見せ付けられているだけである。

    人柄が好きなだけに惜しい。

  • 最近悪い事ばかり起きる…。
    日頃のツケが廻ってきたのかw

    ってな事でリリー・フランキーの「ボロボロになった人へ」

    大麻農家の花嫁
    死刑
    ねぎぼうず
    おさびし島
    Little baby nothing
    ボロボロになった人へ
    の短編6編集。

    リリーさんらしい気だるさ、エロさ、やる気のなさ、それでも奮闘する気持ちだけで、直ぐに挫折するクズらしさw

    クズなわしには腹立たしい位、心に染みた(笑)

    2015年27冊目

  • 社会人になったらもう一度読もうと

  • 性を表現しているけど、読後に残るのは限りなく偽善を憎む男性の誠実さとかアンニュイとか。川上宗薫をふと思い出した。

  • 「ボロボロになった人へ」、面白かったー!

    実際にありそうな?なさそうな?超妄想ストーリー、登場人物の心情描写がとにかくツボで良かった。また文章表現がすごく上手い。(カッコ良い...!といったほうが当てはまるかも。)

    リリーさんの本は登場人物の心情が意外とストレートに伝わってきてどれもすごく好きかも...!

  • 男目線の性的表現が多いけどリリーフランキーのは何故か嫌いじゃない

  • ボロボロの人がたくさんでてくる短編集

    読後感は気持ちのいいものではなくて 
    苦く後をひく感じ…


    だけど、読むのは一気に読まされた…

    暗いの好きな人向けだな

  • 1話完結もの。死刑の話はなかなかおもしろく思う。

  • 自分で自分を見るのと、他人から見られるのって、全然ちがう自分がでてくる。自分のことは自分が1番分からない。

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著者プロフィール

1963年生まれ、福岡県出身。 武蔵野美術大学を卒業。 俳優業のほか、文筆家、小説家、絵本作家、写真家、アートディレクター、作詞・作曲など幅広く活躍。自身初の長編小説『東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~』(扶桑社)が06年、本屋大賞を受賞。200万部以上の大ベストセラーとなり、映画化をはじめ、ドラマ化、舞台化された。著書は『美女と野球』『エコラム』など。初のひとり芝居に挑んだ映画『その日、カレーライスができるまで』が公開中

「2022年 『細野晴臣 夢十夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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