殺し屋シュウ

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著者 : 野沢尚
  • 幻冬舎 (2003年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344003446

殺し屋シュウの感想・レビュー・書評

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  • 何年か前に同作品の舞台を見たので。主人公の家庭環境劣悪というのと怒り演技怖かったという印象ばかりが残っていて、中身見てもこんな話だっけ…という初見感。殺し屋になる話となってからの仕事の話を幾つか。起伏は少ないけどシリーズ短篇集という感じで表題のわりに小奇麗なまとまり方。

  • 自分は好きな連作でした。他の野沢さん作品には劣るかもしれないけど、野沢作品ならではの疾走感があるし、やはりこの方の作品は好きです。

  • 阿沙子の性格がつかみきれなかったな。耐える女と、肝っ玉母さん、の部分があって。

  • 大学で助手として勤めるシュウは、依頼があれば「人殺しの芸術家」に変わる。優秀だけど、仕事のあとはいつも鬱になる。

    人殺しをこんな視点で書いた人がいるだろうか、という作品です。人殺しなのに優しい。人殺しなのに、生について考えさせられる作品でした。

  • 父親は狂犬と呼ばれる殺しも厭わない悪徳警官、不良少女だった母・阿沙子は家に閉じ込められ隣室で陵辱される日々。そんな二人と青春時代を過ごした匠も父とつるんで裏社会でのし上がった人物。19歳でやっと家を出たシュウは阿沙子が父の後輩刑事と一緒になるつもりだったのに、相手を感づいた父に銃殺され復讐しようと家を出たことを知り、彼女がやる前に父を殺した。
    代わりに服役した母、彼の資質を見込みベガスの砂漠地帯に送りライトフットの下で訓練をさせた匠...帰ってきたシュウは様々な依頼を受け殺す傍ら、表向きは大学の助手、風俗嬢の美加との愛をはぐくんでいくが...。

    砂漠の卒業試験、ロックシンガーの自己依頼(椎名ゆかという名前からなんか椎名林檎を髣髴とさせる)、アルツハイマー病の大学教授の依頼、高級娼婦かれん、マンハンティングなど一風代わった依頼と感覚的な文で結構すらすら読め楽しかった。
    ただ10年ぶりぐらいに野沢尚を読んだけど、こんなに中二っぽいというか軽い小説家だったっけ...ラストでカタルシスは感じるものの、匠がシュウを送り込むのとかちょっとリアリティを感じる文章力ではなかったな。

  • タイトル通り、殺し屋を主人公としたストーリーです。 殺人を犯してしまった主人公は、知人の勧めで、 殺し屋家業を始めます。 殺し屋といえば、一見、血も涙もない冷酷な人間に思えますが、 涙は流さないものの、殺めた人間を思い弔いの儀式めいたことをする 人間くさい殺し屋です。 人を殺めるストーリーは血生臭く、娯楽小説とは言いにくい部分もありますが、 死と言う、人が生きるうえで最後に訪れる最大のイベント。 例えその”死”が殺されるとしても、 死に方に人生が凝縮されていると考えさせられる小説です。

  • シュウ(修)が警官だった父を殺し、母がその罪をかぶって懲役
    その間、息子のシュウは大学講師と殺し屋の2足のわらじ
    ほかの殺し屋から恋人を守ることになる

  • もしシュウが実在したら野沢さん自身が自らを殺すよう依頼したりしただろうか…。

  • なんだか泣きたくなる。この人の話は時々生臭くて人間のどうしようもない醜さが見えて吐き気がする瞬間があるけど、全体を通してどこかに救いがあるからいい。ああ捨てたもんじゃないな、と思える優しさが漂うラストが好き。

  • 表紙がお気に入りで図書館で借りました。エロティック。だがそれがいい。単行本を買おうかどうしようか迷っていたところにハイ名探偵コナンの脚本だと――!!!迷わず買いました。

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殺し屋シュウの作品紹介

首都大学文学部の研究室に真面目に勤めるシュウ。ひとたび依頼があれば、「人殺しの芸術家」に変わる。だけど傷つきやすいのが悪い癖。最初の殺しは自分の肉親だった。気鋭の作家が放つスリリングな新シリーズ。

殺し屋シュウはこんな本です

殺し屋シュウの文庫

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