- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344003514
作品紹介・あらすじ
大切な宝物GLAY、家族への愛情、恋人との別れ、詞と曲に込めた想い、音楽の可能性…。共有したい幸せ、耐え難い悲しみ。これまでのこと、そしてこれからのこと。日々、何に苦悩し、何に希望を見出しているのか-。函館で育った久保琢郎として、GLAYのリーダーとして、32年間秘めてきたすべてをありのままに綴った、TAKURO初の著書、堂々刊行。
感想・レビュー・書評
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2003年に発売された、GLAYのリーダーTAKUROによる自伝本。
本当、この人は詩人だなと思った。読みやすいし、文章もキレイだと思った。
それを自分は天才だと思ってたけど、この本によるとTAKUROは天才タイプではないという。たくさん曲を作った結果だとのこと。それはもう本当、すごい努力をしてきたのだろうなと思う。手塚治虫は努力の天才といわれるけど、TAKUROもそんな感じだったんだろうな。
とにかく、GLAYファンの一人としてはこの本は非常に面白かった。この本を書いた後だと、私生活ではTAKUROは結婚して子どもも生まれ、GLAYの活動としては個人事務所を立ち上げてTAKURO以外のメンバーの曲もシングル曲としてだすようになり、TAKUROが作った曲としては、『SAY YOUR DREAM』『Bible』『君にあえたら』『元号』なんて曲があるので、その後の第二弾も読んでみたいなと思った。
子どものころは夜泣きがひどかったらしい。三歳のころから何年間も(小学3年生まで?)って、親が育児ノイローゼにならなくてよかったなと思う。
それにしても、TERUの話が面白い。バンドに誘ったら特に迷うこともなく「いいよ」って、こういうところは変わらないんだなと思う。まあ、ボーカルになるというのは最初、躊躇していたようだけど(今じゃ普通に「いい声」って自画自賛してるけど)。
なお、GLAYは一人でもかけたら解散するとのこと。逆に言うと、一人でもかけなかったら解散しないということだと思うので、コロナ禍が収まって、またライブにいける日を楽しみにしたいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何度読んだか分かりません。影響受けまくりです。大好きです。
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この本の発売当初に読んで以来、再読。当時はいちファンとしてやっぱりすごい人だなとただ感心したけど、歳を重ねて読んでみると、人間としても尊敬できるし、すごく自然で納得する言葉にすとんと落ちてきて、とても支えになる本だなぁと思った。考え方も変わっていなくて、だからこそ彼らが続けてきたのだろうし、彼らの音楽があるのだなぁと思ったし、だからこそずっと私は聴き続けていくのだろうと思う。永遠なんてない、だからこそ今を懸命に生きることが大切だし、同じ時間を共有できることを幸せに思う。
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GLAYと、自分の可能性を信じ続けるきっかけになった本。昔1回読んで、失くしてしまったからもう一度買って読んでみた。やっぱり変わらない思いが込み上げてきた。これは人生のバイブルです。
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10年ぶりに読みました。あのときは高校生で、GLAYが単純に好きで、TAKUROの文章をただそのまま読んで感動したんだけど、今改めて読むと、本当に人としてすごく尊敬できるなと思いました。
ただ夢を追い続けるだけではなく、しっかり現実を見ていて、自分にできることの範囲を理解していて。こういう考え方ができるようになりたいと思いました。
永遠なんてない、だけど、その一瞬の幸せが永遠じゃないからこそ大事にしていかなきゃいけないなとつくづく思わされます。
2013.5.17 -
もう読むのは何回目か。何年か一度は読もうと決めて十年余り。いつも傍にある本。GLAY TAKUROの個人的な価値観や人生は多くに知られるところではない。はっきり言って僕のように捻くれた人間には『また、綺麗事を』なんて思う節もある。でもだからこそ、GLAYの音楽に感動し、夢を見たのかもしれない。
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人生を変えた一冊。
こんな懐の深い、心の温かい人だからこそ
素晴らしい歌詞を書けるんだと納得。 -
単にTAKUROさんのファンやから★5つというわけではない。
私のまさに今直面していることについてもとても深く考えさせられた。
永遠なんてない。でもだからこそ今というときを必死に生きて満足を得ようとする。 -
芸能人の本とみくびるなかれ・・なかなか読みごたえのある本
というか、小学生高学年とか中学生の読書感想文にしたいような。あるいは、就職前に読んでおく。
理想ばっかりの話かと思ったらびっくり、すごく現実を見つめている。
実直な生き方と自由な生き方って相反するものかと思っていたけど同居できるのだと驚いた。 -
GLAYのギタリストでリーダー・TAKUROさんの自叙伝?半生記?
いわゆるタレント本とカテゴライズされるようなエッセイですが、いちファンとしては心に沁みる1冊です。
文章の端々にGLAYの名曲で聴いたフレーズが混じっていて、思わずニンマリもしました。
幼少期のエピソードやメンバーとの出会い、GLAYというバンドが出来上がって世に知られるようになった過程、ひとりの女性との出会いと別れ、彼女から受けた多大なる影響……。
改めてTAKUROさんという人は生まれながらの「詩人」で深みのある、人間としてとてもかっこいい人だと思いました。
私が彼らに対して畏敬の念を抱く理由が解ったような気がします。