新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論〈3〉

  • 542人登録
  • 3.62評価
    • (61)
    • (54)
    • (138)
    • (3)
    • (5)
  • 42レビュー
  • 幻冬舎 (2003年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344003569

新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論〈3〉の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 日本が豊かになったのは、アメリカが日本を「解放」してくれて、自由と民主主義を与えてくれたからではない
    戦前の日本は、明治以来、ずっと右肩上がりの経済成長で、テレビ以外は何でもあるという豊かな状態まで来ていた。大正時代には民主主義もすでに民衆の権利を認めすぎる方向へ進化し続けていた
    一般的に、アメリカの
    民主党=リベラル(自由主義)
    共和党=コンサバティブ(保守)
    と解釈されている
    American liberalism=「社会福祉」に関しては政府が積極的に干渉するが、他の分野では市民の「自由」を拡大していく「進歩派」。「自由主義」だが、抑圧からの自由であるので、「社民系」というか、ソフト・ソーシャリズムの路線になる
    American conservative=共和党の保守は自由を発揮する「個人」は、政府に頼らず自力でやる、という考え。小さな政府にして競争を政府が阻害しない。他国への介入より内政が大事
    「ネオコン」の理念…「自由・民主」というリベラル・デモクラシーの普遍化。それを軍事力でやる。つまり「強硬なサヨク」
    ヨーロッパの保守主義=「歴史」や「伝統」を重んじること、古いものを大切にして新しいものを警戒すること。
    「近代主義」=生誕の土地に住む人間をその土着の風土と歴史から醸成される「慣習」や「伝統」などの不文のルールからひっぺがし…理念のみで組み立てられたイデオロギーを信仰させて社会を作ろうとする実験的な試み。
    かつてソ連が“平等”“計画経済”“共産主義”の「近代主義」を拡大しようとし、
    今はアメリカが“自由主義”“資本主義”“民主主義”の「近代主義」を世界に拡大しようとしている。どちらも左翼
    ・「独裁」という抑圧と「無秩序」という自由は、どちらのほうが恐いのか?
    自由よりは「礼節」が上等な価値だと思う。民主よりは、祖父母たちの努力の集積である歴史のおかげで生かされているという「敬虔」な気持ちのほうが上等だろう
    ・軍隊がテロ集団、暴力団、賊の類とは違うという根拠となるのは「国際法」を守るか否か
    「道徳」=世間の目を気にすることで、自分の行動の規範を作る場合
    「倫理」=一神教によって善悪を判断すること
    「道義」=人の行うべき理にかなった道筋のこと
    ・集団自決@沖縄の真相
    ・当時、欧米列強から好き放題に侵蝕されていたアジア人に最も欠けていたもの…
    だが日本人にだけ備わっていたもの…
    それが「戦意」であった

  • 日本の教育で左にいつの間にか寄ってたんだなと思った。日本人でよかった。

  • 3を読むのは初めてだなぁ。これまでよりも文字が少なくて、コマ割も大きい気がする。アメリカのイラク戦争反対を描いたもの。アメリカのイラク戦争失敗は今や常識だもんな。ほんとよしりんは天才じゃないか。欧米の植民地支配のことが出てきたけど、ほんと野蛮だ。こんな過去を持つ国が何をえらそうに、と思う。キリスト教を楯に世界中を蹂躙してきたのだ。これを読んで、なおアメリカにひざまずこうとする人がいるのか。日本はほんとに恵まれた土地を持ち、四季があり、豊かに生きてきたんだと思う。豊臣秀吉が蒙古を攻めたぐらいじゃないか。あれも秀吉の老害だという説もあるもんな。とち狂ったのだ。

  • 右翼左翼とかそうゆうのとかじゃなくて、とにかくどうゆう出来事があったのかが勉強になったと言う感想。

  • 日本国憲法の前文に「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼してわれらの安全と生存を保持しようと決意した。」と書いてあります。もしも、どこの国とも仲良くするということを実際に行うと、大変なモラリティの無い外交にならざるを得ない。どこの国とも仲良くするということは、たとえどんな酷い不正や非人間的なことが行われていても、その国に対して制裁行動は起こさないで仲良くするということだ。これこそがモラリティ欠如の外交だ。抗議しても改めなかったらどうするのか。
    といって、日本は武力行使はダメ、威圧もダメ・・・。
    一体どうすればいいのか!
    結局日本はモラリティのない外交しかできない。なんという憲法上の矛盾だろう。そこに日本国憲法の最大の欠点がある。
    一切の価値判断をしない外交は、ごまかし外交です。
    価値判断がないのだから何も言えない、ただ頭を叩かれてはひっこめる。
    日本国憲法は、占領政策の一環で施行させられた憲法だから、サンフランシスコ講和条約締結とともに現憲法を改廃するべきではなかったのか。
    日米同盟という縛りで、日本は戦争に巻き込まれることはなかったが、現在の日本に脅威は皆無とは言えない。米国の若者は、日本の為に血の汗を流してくれるのか疑問である。また、日米同盟に頼らざるを得ない日本も情けない。
    「生命と財産」さえ守ることができるならば、「日本の誇り」を捨ててしまってよいのか。
    悲しいことに現状は、日本の誇りを回復することなく自堕落にならざるを得ない。真の日本の復権と独立は、東京裁判の不当性を断罪し現憲法の改廃から自主憲法の制定しかないのかもしれない。
    本書は、保守という名の「親米ポチ」に疑問を投げかける熱い書だった。
    お薦めです。

  • 立て続けに読んでいる且つ、読み終わってから数日たってしまったので、なんだかわからなくなっちゃっている…。はて、何と書いたらよいものか…。

    戦争論の3巻。シリーズはこれで完結。
    序盤は、あれ?ちょっとトーンダウンしたかなぁ?という印象だったけど、そこを過ぎると、次から次へとページをめくってしまいます。この本でそうなるということは、そんだけ無知ってことなんだと思いますが…。

    以下、印象的なところをピックアップ。

    日本は豊かである。それはアメリカのおかげ…のような印象があるんだけど、そうではないこと。

    独裁という抑圧と、無秩序という自由はどちらが怖いか?
    日本の戦後は秩序が乱れなかった。それは天皇の存在や、「公」の意識があったから。(このシリーズには度々「公」という概念が出てきますが、ここの解釈がなかなか難しい…。わかりそうでわからない、でも感覚ではわかる的な…)
    アメリカが解放したと言っているアフガン、イラクでは無秩序状態になっている。

    国際法について。(戦争にはルールがあるが、破られまくっている。日本はルールを守ってきた方だが、負けたことによってあたかもルールを破ってきたかのように言われ続けている、など。

    集団自決の真実について。(軍の命令があったのか?そうじゃないものも沢山あった)

    キリスト教による動物の扱い方(動物は食べるために存在、有色人種にも同等に近い扱いをする感覚が潜んでいる?)
    大英博物館は侵略と歴史と成果。
    世界の歴史は、差別の歴史。

    特攻隊は無駄死にではない。(その背景事実)

    など。んー、もっかい読まないとダメかも…。

  • 先の2冊の総括。前2作に比べ情緒的な描き方がされているように思う。私が海外で知り合った方たちに「あなたの国で一番すばらしい場所は?」と聞くと「自分の生まれた街」とほぼ100%返ってきたあの衝撃は忘れられないけれど、日本人って私も含めそうはなかなか回答できないですね。語学ができるようになってもこの自信のなさはまだまだ続くんだろうか?

  • 「戦争論2」の続編。

  • ここまできたら3も読まねばなーと。相変わらず長いが2よりはまだマシかな。カタカナのサヨクのお話とか一読する価値はあるのではないでしょうか。

  • 過去の日本人のスピリットが、美化はされているのではあろうが、心地よい。
    国家・民族が様々な形で融合・変化しつつある中、日本人であるということをどのように個々人が定義し、解釈し、生きる道標としていくのか、前を向いて考える必要があると思う。

全42件中 1 - 10件を表示

小林よしのりの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
フランツ・カフカ
山野 車輪
ロバート キヨサ...
有効な右矢印 無効な右矢印

新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論〈3〉に関連する談話室の質問

新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論〈3〉を本棚に「読みたい」で登録しているひと

新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論〈3〉を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論〈3〉を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論〈3〉を本棚に「積読」で登録しているひと

新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論〈3〉の作品紹介

『戦争論』ついに完結!「自由と民主」の旗を圧倒的軍事力で掲げ世界を征服せんとするアメリカに、日本はこのまま追従していくのか?瀬戸際の今、日本が守り抜かねばならないものは何か?それは生命よりも大切な価値ではないのか?アングロサクソンの暴走を止められるのは日本しかないことに、日本人よ、今こそ気づけ!小林よしのりが、我が国の未来のために繰り出す、思想の最終兵器。

新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論〈3〉のKindle版

ツイートする