祇園の教訓―昇る人、昇りきらずに終わる人

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著者 : 岩崎峰子
  • 幻冬舎 (2003年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344003583

祇園の教訓―昇る人、昇りきらずに終わる人の感想・レビュー・書評

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  • 舞妓さんの世界は話の種でぐらいしか聞いた事がない。 芸者・置屋というロゴからどうしても淫靡な世界を想像してしまう。

  • 2017年11月8日に紹介されました!

  • 祇園と言うところがどういうところか全然知らなかったので、興味深かったです!
    とても素敵な女性だな、と思いました。
    最高のおもてなし!体験したい!のはやまやまですが、私には縁遠い場所だと思います。
    本読んで、想像するくらいがちょうどいいです。

  • 仕事中に見つけて、面白そうなので読んだ本。祇園の世界が垣間見れて面白かった。

  • <目次>
    第1章 お座敷で知った、一流になる人の共通点
     一生懸命な人には、自然に応援団がつきます
     もの静かで謙虚な稲盛和夫さん
     豪放■落な本田宗一郎さん
     義理と人情の人、佐治敬三さん
     苦労を顔に出さない塚本幸一さん
     誰に対しても誠実な湯川秀樹先生
     小説のモデルにしていただいた、有吉佐和子さん
     仕事ができる人ほど現場が好きです
     交渉の席は、即断即決
     「さぼる」ことにも意味があります
     花には早咲きと遅咲きがあります
     調子が悪い時にこそ、耐える力が備わります
     一流の男性ほど、目立たない洒落をしています
     服装で相手への思いやりが伝わります
     靴を見るとその人の生活がわかります
    第2章 祇園で通じる一流の人のお金の使い方
     トップに立つ人ほど質素な生活を心得ています
     出すべきお金は惜しまずに出します
     現金授与の現場でわかった人になり
     少しの御祝儀で楽しさが倍になります
     幸せも不幸も運ぶお金の扱い方
    第3章 祇園で出会った一流の生き方、考え方
     一流の男性ほど子どもの教育に手を抜きます
     「可愛い子に旅をさせる」学生時代のお燗番のアルバイト
     「娘さん」にも責任があります
     「トイレ掃除」は跡取りの仕事
     奥様は奥向きをしっかり取り仕切っています
     祇園甲部はファミリーレストラン?
     おつきあいする女性で男性の評判が決まります
     人の上に立つ人は、教わり上手、楽しみ上手です
     小さなプレゼントでセンスがわかります
     お刺し身のツマを残す人には首をかしげます
     ハンカチ一枚をキッチリ取りに来る人の器量
     葬儀でわかる男の花道
    第4章 人の心を引きつける接待術・会話術
     人づきあいが苦手だからこそできる人づきあい
     ”ごもく入れ”に徹して徹底的に相手の話を聞きます
     話し手の気持ちになってそのまま受け取ります
     十五分で初対面の人の気持ちをほぐします
     ”礼儀正しい応対”が気難しい人の心を開きます
     欲しいものは自分のお金で払います
     いつも陽気な人ほど本当は難しい人です
    第5章 座を盛り上げるための芸妓の会話術
     扇子一本で分けるもてなしの一線
     苦手なタイプの人ほどていねいに接します
     思い切って人の胸には飛び込むと道が開けます
     置屋「岩崎」の教訓
    第6章 常にお客様に気を配る芸妓の仕事術
     顔を覚えてもらうことからスタート
     徳利の傾きも見逃さない機転と気配り
     ”基本的な仕事”を習得することが重要です
     自分の個性を消すほど真似をします
     峰子流プロフェッショナル仕事術
     お客様のサインの入った扇子は他では使わないのが仁義
     きっぱり断わったお座敷があります
     舞妓から芸妓へ、そして引退まで
    第7章 ツーカーでわかる祇園のチームワーク
     裏方の人は意外な情報を持っています
     置屋でのチームワーク―女衆の奮闘
     お茶屋さんのチームワーク―下足番、お■番の人たちは縁の下の力持ち
     芸妓、舞妓、お座敷での役割分担
     街全体で舞妓を育てます
     祇園甲部のシステム
    第8章 祇園がくれた思い出
     岩崎のおかあちゃんが教えてくれた大切な言葉
     潔かったHさん姐さんの思い出
     巴御前は軽トラックに乗って
     東京・新橋のまり千代姐さんと海老のテンプラ
     東京芸大は芸者さんの行く大学?
     祇園甲部ではおたふく風邪を郵便局で治します
     舗装道路は細い?広い?
     ゆり子さん姐さんの思い出―無言参りと千年の恋
     これからの祇園甲部へ
     祇園甲部で遊びたい人のために

    ***

    私が最初に読んだ著者の本。
    他の本と違い、ビジネス書的な体裁になっているため、一番読みやすいと思います。社会人になったばかりの頃に読み、流石に祇園甲部の出来事がそのままあるわけではないけれど、似たような自体になった時に考え方の一つとして役に立ちました。
    ちなみに中古で買ったのですが、「人付き合いが苦手だからこそできる人付き合い」の部分だけ折り返しがしてあって、「前の人はここが心に響いたんだなww」とちょっとしみじみしました。

    私は、「落ち込んでいる人を励ますのは難しいものです」の項が印象深かったです。著者が心の師をする谷川徹三氏のエピソードで、昭和天皇とご学友だった谷川氏は、終戦直後、勉強会でお会いする昭和天皇のネクタイがいつも同じであることに気がついたそう。当時は食糧難で、天皇は「国民が食べられないのに自分たちだけが食べるわけにはいかない」とおっしゃって、「お芋が三つにめざしが二匹、お茶碗にお粥一膳というお食事を召し上がっていらっしゃったそうです。」とのこと。

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    谷川先生もそんな生活を送っておられたのですが、陛下のネクタイがいつも同じというのはあんまりだと思い、「陛下、ネクタイをお持ちしましょうか」と伺われたそうです。すると陛下は、「いや、このネクタイは良子(香淳皇后様)がきれいにツギを当ててくれて、ていねいにアイロンをかけてくれるからこれでいいんです。大丈夫です」とおっしゃったそうです。
    谷川先生は小さな声で、「峰子ちゃんね、私はなんておこがましいことを陛下に申し上げたんだろう」とうなだれています。私も胸がいっぱいになりました(今でもこのお話を思い出すだけで涙が出そうになります)。
    でも、私も一緒になってしょんぼりしていてはいられません。わざと「いやっ!ほなったらうちがもろたらよかったんやねぇ」と言ってみました。谷川先生がちょっと微笑まれたのを見て、ほっとした私でした。
    (p177~178)
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    著者は本当に谷川氏がお好きで、どの本にも谷川氏の話が出てくるのですが、この逸話はこの本だけではないのでしょうか。慕っているからこそ、著者はこの話をされた谷川氏の「落ち込み」を理解し、「励ます難しさ」を改めて感じられたのだと思います。
    「うちがもろたらよかったんやねぇ」も、きっと他の人が言ったら「なんでやねん!」的な気になるんでしょうが、それまでの著者を知り、心を許しているからこそ、谷川氏も著者の心を感じて自然に微笑まれたのではないなかなぁ…。
    私もよくこういった状況に対峙することがありますが、こればかりは、(良心からだとしても、)おべっかやその場しのぎで言っても、信頼した方からの言葉でなければ響かないのだろうと思います。難しいですね。

    しかし、表紙の舞妓時代の著者がすごく綺麗で、目次ページ下部にも芸妓時代の写真があるのですが、他の芸妓さんに比べて圧倒的に目をひきます。正直態度うんぬんじゃなくて、この美貌があったら何しても可愛いなー、と思ってしまいますw

  • ビジネス書。

  • お刺身のツマはたべますか?



    この章にかいてあること、I totally agree.

    薬味やツマは脇役だけど、
    主役の刺身を引き立てる大事な存在。

    脇役も大事にできる心遣いが大事なのだそう(笑)

  • 会話術 接待術 仕事術 気配り
    こうありたいなと、常に思います。
    何度も読み返している大好きな一冊です。

  • 以前TVで峰子さんを見たことがあり、気になる存在でした。図書館でふらっと棚を見ていたらこの本を発見。やはり一流になる人は違うんだな。と勉強になりました。花柳会の世界観も素敵。

  • 人付き合いのコツ、コミュニケーションのコツを教えてくれる一冊♪
    自分に厳しく凛としている人って素敵だなぁと思います。

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祇園の教訓―昇る人、昇りきらずに終わる人の作品紹介

十五分で初対面の人の気持ちをほぐします、扇子一本でわけるもてなしの一線、名前はお客様同士のやりとりを聞いて覚えます、三年前に出た話題も忘れません、徳利の傾きも見逃さない気転と気配り…一流になる人の共通点。

祇園の教訓―昇る人、昇りきらずに終わる人はこんな本です

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