親指さがし

著者 :
  • 幻冬舎
3.03
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本棚登録 : 1571
感想 : 198
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344003958

作品紹介・あらすじ

「ねえ、親指さがしって知ってる?」由美が聞きつけてきたと奇妙な儀式の噂話をもとに、武たち5人の小学生が遊び半分で始めた「指親さがし」。が、終わって目を開くと、そこに由美の姿はなかった。それから7年。大学生になった武は、噂で聞いた殺人事件が事実だったことを知る…。呪いと恐怖のノンストップ・ホラー。

感想・レビュー・書評

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  • 面白いが、少々怖い。どんでん返しあり。

  • 先が読めるストーリー展開。また、文字数が少なく、登場人物もプロットもシンプルなので初心者向けのホラー小説と言う印象。続編を感じさせるような終わり方なので余韻を楽しめる。ただし、ホラー小説にしては、リアルな描写が少なく残念。人物や情景、背景描写が少し荒い印象を持ったが、作者の三作目の小説ということがわかり納得。

  • 「ねえ、親指さがしって知ってる?」由美が聞きつけてきた〈バラバラ殺人事件〉と奇妙な儀式の噂話をもとに、武たち5人の小学生が遊び半分で始めた「指親さがし」。が、終わって目を開くと、そこに由美の姿はなかった。それから7年。大学生になった武は、噂で聞いた殺人事件が事実だったことを知る…。呪いと恐怖のノンストップ・ホラー。 (e-hon)

    ぞっとした。
    結末もぞっとするし、山田悠介にしてはオチもよかったかも。
    ありきたりなオチだったけれど、ほかの作品よりも断然まし。
    読んでいて飽きがこないところは、山田悠介らしい。
    ただし、『×ゲーム』に酷似しているような気がするのが引っかかる。

  • 2023/5/30

  • 設定に無理がありすぎたり、途中で「ちゃんと校正入ってるのかな」と思うような文章もあったりして、何もかもが頭に入ってはすぐに抜けていった。
    もっと丁寧に書かれていればもう少しは楽しめたかもしれない。

  • 読みやすいホラー!

  • ちょっとした遊びだったのに…
    ラストはまた…

  • なんで、そこまで恨んでるのかがわからなかった

  • 途中までは気味が悪くて怖かったが、
    オチが弱いというか薄いというか。

  • 次々と友人が殺されて行くホラーなのにそんなに殺伐としていない。こっくりさんのような遊びだったはずなのに、それがスズの怨念によって本当にされてしまった繰り返される殺人。一気に最後まで読ませてしまうストーリー展開はさすが。一段落したと思わせて最後まだ終わっていなかったというオチだが、ホラーにしては心理的な怖さの描写が足りないのかそこまでぞくっとしない。

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著者プロフィール

大東文化大学文学部日本文学科講師。1984年大阪府生まれ。専門は環境文学。著書に『反復のレトリック―梨木香歩と石牟礼道子と』(水声社、2018)、論文に「「声音」を読む―石牟礼道子『水はみどろの宮』とその周辺」(『石牟礼道子を読む2―世界と文学を問う』東京大学東アジア藝文書院、2022)など。

「2023年 『石牟礼道子と〈古典〉の水脈』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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