半島を出よ (下)

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著者 : 村上龍
  • 幻冬舎 (2005年3月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344007604

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半島を出よ (下)の感想・レビュー・書評

  • 村上龍の『半島を出よ』上・下巻を読んだ。最近、仕事も忙しくて結構長く掛かった。

    最近の北朝鮮の核実験やそれに対するアメリカ、中国、韓国と日本の対応を見ると、実際にこの物語のような事件、すなわち朝鮮半島統一に向けた北朝鮮の変遷のために軍の一部の分離のようなことが必要になる日が来るのかもしれない。

    その時、日本の一部への侵攻が北朝鮮の国家主導もしくは軍の一部のクーデターとして起こる可能性もゼロではないのかもと思った。

    この話の中には、さまざまな立場のグループが並列で登場してくる。話の展開は、一部前後しつつ進んでいく。最後は多少呆気なく終わってしまった印象もあるが、面白いストーリーであった。

    登場するコリョ軍の一人一人の感覚と日本人の一人一人の感覚があまりにも離れていて、それが現実にもそうなんだろうなぁと思うと共に、その感覚の違いがストーリー全体に大きな影響力を与えているようだ。

    2006年11月25日 読了。

    結構、今もタイムリーな話題ですね。

  • ハードカバーで上下冊、文庫本では厚さ1.5センチの上下冊とボリュームがあるのに、
    多分、20回位読んでる。

    そして、読む度に睡眠不足になり、読む度に何かの発見がある。

    『私の好きな本』のBest3に入る偉大な作品だ。


    この本が出版されたのが2005年。
    作品は2011年の日本を舞台としているから、書かれた当時は『超・近未来』のお話だった。

    北朝鮮の自称・反乱軍兵士が攻めてきた!という
    「起こったら死ぬほど嫌だけど、起こってもおかしくはない」
    という事件からストーリーが始まる。

    この北朝鮮の兵士達が、恐ろしい。
    何が恐ろしいって、 幼い頃から『偉大なる首領様』 への忠誠を叩きこまれ、
    勉強と軍事訓練しかやってこなかった人達。
    素手でも人を殺せ、アメリカと日本への憎しみで凝り固まっている。
    まぁ、こんな事はちょいっと調べれば分かるんだけど、
    この作品は調査量が半端ないから、兵士の内面にまで踏み込んでいる。

    反乱軍の幹部の、父親の遺言とも言える言葉が、それを象徴している。
    その父親は学者で詩人だった。
    その幹部にも、父親と同じように詩を作る才能がある。
    「読む人の側に立った詩を書くんだよ」
    それが父親の教えだ。
    それは、「生き延びろ」という意味だった。
    読む人の解釈を徹底的に考え、権力を出し抜き、生き延びろ。

    相互監視、一握りの権力者による圧政。
    発言に少しでもアナがあったら、すなわち、死。

    外国から侵略されたのは、元寇が最後です!という平和な日本人からは
    想像もできない出来無い国だ。

    全ての行動を相互監視され、何かあったら家族もろとも収容所送り。
    幸せとは程遠いけれど、鍛えられはする。
    『平和ボケ』と呼ばれるような日本人が勝てる訳が無いと思う。


    で、このストーリーが現実に起こりうるか?と言うと、私は「否」と答える。

    現在、北朝鮮は政権交代で揺れていて、とてもでは無いが、
    日本を狙う余裕が無いと思うから。
    また、 この事件が起こりうる背景として、日本の経済衰退が大きなベースとなっている。
    また、これから先は分からないけれど、日本が経済力と外交力を持っていれば、
    このような話にはなり得ないと思う。

    『思う』『思う』と繰り返してしまったけれど、
    『思う』というより『願う』に近い。

    それくらい、この作品にはリアリティがある。
    それは、ストーリーを支える情報量が半端無いからだ。

    この作品を書く際に、龍さんは『半島を出よ制作チーム』を組んで情報収集し、
    「ソースは極秘で」と多くの人達から取材をしたらしい。
    下巻の参考文献の量には、圧倒される。
    この量を見ただけでも、とても一人で書ける作品では無いと分かる。
    言い方は悪いけれど、経済的に立場的に余裕のある作家さんだからこそ
    書けた作品だな、と感じた。


    政治の弱点、危機管理能力の低さ、格差社会、中央集権、少年犯罪などなど、
    この作品には様々な日本の問題が詰め込まれている。
    この作品を読むと、毎回、龍さんは徹底したリアリストだな、と思う。
    問題点を突いて、それから起こりうる危機を考えられるというのは
    リアリストである証拠だ。

    現実を直視しないで「そんな事は起こらないよ〜」という幻想を持っていては
    危機管理は出来ない。
    だけども、誰も「そんな事」が怖いから考えたくない。
    その考えたくない事をリアリスト・龍さんから突き付けられる作品だ。


    怖いテーマで、膨大な情報量。
    なのに、物凄く面白い。
    それはスピーディーさと、美しさがあるからだと思う。

    プロローグとエ... 続きを読む

  • 膨大な資料と取材と、そして村上龍氏の壮大な妄想によって生まれた小説だ。上下巻、かなりの厚みだがその長さを感じなかった。下巻後半、物語に終わりが見えて来たときには、ひたすら読み終わりたくないという気持ちになった。幸せな読書ができた。本を読んでいて読み終わりたくないと切実に思う瞬間は読書をしているときで一番幸せな瞬間だと思う。
    本書に書かれた日本政府の対応や国民の姿、これはまさに3.11の震災時の様子に酷似していて、村上龍氏は未来を予知したかのよう。北朝鮮の反乱軍が福岡を占領する、という一見荒唐無稽な日本の危機は、2011年が過ぎた今、ひどく現実味を帯びていて怖い。

  • 読み終わった!!

    という達成感が非常に強い本でした。上下巻セットだったからということもあるだろうけど。

    上巻に比べて、比較的感情的な部分の多い下巻でした。読みやすかったです。
    こうして見てみると、日本という国家の弱さがモロに出ていました。驚きの展開ではありますが、可能性が全く無いとは思えない、妙に現実的なお話。

    まぁ…舞台が福岡っていうところがまたリアルさを生んでいるのですが。
    そうしてまた今日もコリョの占拠したヤフードームへとバイトに行くわけですからね。

    結局こういった形で決着がつくわけですが、最終的に自らの意思によって様々なモノゴトが決まっていく様が印象深い。今まで自分の意思だと思っていたことは、実は誰かの意思の真似事?だったのかもしれないんですね。登場人物各々が進むべき道を”自分で”決めているラストシーン、現在の私にとっては耳が痛いですが、忘れずに留めておきたいものになりました。

  • 上巻は読むのに時間を要したが、下巻はある個所からすっと物語に入り込むことができ、あっという間に読み終えた。
    現実に入り組んだ非現実。非現実の中に垣間見える現実。読んでいてその境目があいまいになったりする、おもしろい作品だった。

  • 上巻を読み終えるめどが見えてきた頃には、間を空けずに下巻も続けて読みたいと思い図書館で借りて、通勤時間を利用し約1週間で読み終えました。
    読み進むに連れてスピード感が増して、爆破シーンまでがクライマックスかと感じました。爆破後の展開は少し物足りなさを感じてしまいエンディングはごくごく普通の小説のような終わり方に感じ拍子抜けした感じを受けました。
    そんな感じを受けましたが、上下巻共に最後までとても面白く読むことが出来て読書の面白さを改めて教えてくれた作品でした。

  • とてつもなく好きな本だった!

    村上龍さんの描く近未来の日本はとてもリアルに感じるんですよね。もちろんフィクションではあるんだけど。

    なんていうか、日本という国の抱えているしょぼさみたいのを日本人である読者にこれでもかってぐらいに教えているような。こういうのを不快に思う人もいるでしょうけどね。

    本の感想としては、朝鮮人・日本人含めてカタカナで表記されている人たちの純粋さというものはとても強いエネルギーとして物語の中で消化されていく、そんな感じがなんともいえず愛おしい。そんな感じ。

  • 下巻の最初の方に出てくる「退廃」についての考察、終わり近くになってリンクしていると思われる箇所があることに気づいてハッとした。
    初回の読了時にはとにかくエグい描写が印象に残ったけど、再読時には最後のキム・ヒャンモクのエピソードがいつまでも心に残った。

  • 先ずは長かったなあという印象。ただ、最近の北朝鮮の状況を見ていると、妙にリアルに感じてしまいました。日本政府は、何もできないんだろうなあ、アメリカは絶対に助けてはくれないだろうな。日本の経済が本当の意味で崩壊したら、日本の世界での位置は、どうなるんでしょうと考えてしまいました。

  • 村上龍氏の大作「半島を出よ」の下巻です。今(2016.1)から10年以上も前に書かれた作品ですが、この様な事件が起きたらどうなるかについて、考えさせられた小説でした。

    福岡ドームのプロ野球開幕戦で観客を拘束した状態で、その近くのホテルを接収して、市長に独立宣言をさせる、必要なお金は、不正蓄財をしていた人々を逮捕して彼らから拠出させる、よく考えられたストーリーでした。

    飛行機でやってきた先発部隊に続いて、船でやってくる10万人以上の人が上陸したらどうなるかと、ハラハラしながら下巻を読み進めました。意外な展開で、日本は難を逃れることができた、というのも面白かったです。

    この様な異常な状態で活躍する人は、歴史の例を見る通り、いわゆる「正規」では無い人達のようですね。これがパラダイム変換というものでしょうか、これから不透明な時代を生きていく私達にとっても参考になる小説だと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・趣味に必要なのは、時間的・経済的・精神的余裕である(p63)

    ・住民票コードを納税者番号に転用、さらに民間利用が認められた後は、もう歯止めが利かなかった。税金の申告、証券取引、年金の一元化、健康保険や生命保険業務、銀行の名寄せ、仮名口座開設防止等、問題は、様々な個人情報がブドウの房のように住民票コードという11桁の番号の下にぶら下がっていること(p89)

    ・他の人からの助言に頼ってしまうと、自分で考えなくなる。まず最初に自分で考える。(p145)

    ・鳥の腸管は、インフルエンザにとって理想的な生息場所で、あっという間に増殖して糞とともに次の宿主に移る。そうやって新しい世代のインフルエンザウィルスは他の鳥が泳いでいる水に溶け込み、感染していない水鳥がその水を飲んで新しい宿主になる(p221)

    ・ニューヨークのテロが当時のブッシュ政権の自作自演だったという陰謀説の中心にあったのが、V字型成形爆破線、であった。プロの発破屋たちは、このことを話さなくなった(p251)

    ・超高層ビルの場合、軽量鉄骨の開発で、90年代位から中高層部分に鉄筋コンクリートを使うことは殆どなくなった。(p253)

    ・ボツリヌス菌の毒素は最も強い、青酸カリの約一千万倍、1グラムあれば1700万人を殺せる。ヤドクガエルの毒は青酸カリの5000倍の強さで、コブラやサリン、ウミヘビ、VXガス、ふぐ毒よりも強いが、中南米のジャングルから離れると、その毒は消えてしまう(p260)

    ・脳には脳関門というバリアがあって、変な化合物は通さない仕組みになっているが、覚醒剤と麻薬はらくらく通る。窒素を含んだアルカロイドという有機化合物で、脳内物質である、アドレナリン、セロトニン、アセチルコリンもアルカロイドなので。皮膚がはがれた傷口からの侵入が楽だろう(p311)

    ・儒教では、自殺は魏びしく禁止されている(p341)

    ・12万人の本隊を攻撃すれば本当に液化天然ガス基地はテロ攻撃を受けるのかという問いは一切なく、液化天然ガス基地がテロ攻撃を受けるので、高麗遠征軍(先発隊500人)を攻撃できない、という論理のすりかえを行った(p442)

    2016年1月9日作成

  • 村上龍の最高傑作。

    凡庸な日常にいる凡庸な人間が、凡庸を破壊する出来事に遭遇する。その対応もまた凡庸だ。そこに、凡庸を突き破る傑出した非凡が登場する・・・
    上記テーゼは「希望の国のエクソダス」と通底しているように思われる。

    福岡ドームの中にいる私は、どうするだろうか。傍観を決め込むだろう。
    だって、どうせ抵抗しても失敗する確率のほうが遥かに高いし、責任をとりたくないもの。リターンが少ない気もする。どうせ誰かがやってくれるだろう。

    イシハラグループに憧れる自分もいる。

  • 長かった。。。今まで国家、警察、軍隊など国をあげて片付けようとして実現できなかったことを、「世間からずれてる」イシハラグループがたった数人でやっつけしまうという。。。ある意味、村上龍氏の日本に対する皮肉が込められとるんかな。

    我が街、福岡の百道地区がめちゃくちゃになっとるやん!w

  • 上下巻を読み終えた。キャッチコピーに村上文学というような表現があったが、エンターテイメント小説に近いかな、という気もした。
     北朝鮮の「反乱軍」が福岡市を急襲し占領統治する、という大胆な設定とストーリー展開で、ポリティカルフィクションと割切って読むべきかもしれない。

     ただ北朝鮮の内情、軍事情報、建築技術、福岡市の地勢などに関する膨大な取材に基づいた緻密な描写は確かな読み応えを保証する。特に私は福岡市内に4年ほど在住していたので、作品の舞台は全て手に取るように風景が浮かんだ。福岡市民には格別の面白さを味わえるはずだ。さらに、西日本新聞社や、NHK福岡など、諸団体が架空の団体名でなく、実名で表現されるのも非常に小気味よかった。

     未読者の中には、他国の侵略者に対して立ちあがった少年達、という部分に愛国ナショナリズムがテーマなのか?と勘ぐる向きもあった。が、それは違っている。むしろ、国家やマジョリティの本質がいかにいい加減なものか、ということが、日本政府が事勿れ主義と無策で福岡切り離しに傾いていく設定等によって、浮き彫りにされていく。

     そして、私が強く印象に残ったのは、作者がティーンエイジャー達に寄せる強い共感と期待の心情である。少年達が、異端と暴力性と純粋性を体現しながら疾走し、クライマックスで爆発する。
     「コインロッカーベイビーズ」に充満していた暴力の匂い。そして「13歳のハローワーク」にも窺える、作者の若者達と未来への関心の高さ。本作でも、こうした一貫した作者の姿勢を改めて感じることができた。
     下巻のクライマックスで、少年達と高麗遠征軍とのゲリラ戦闘の描写は、読みながら自分のこめかみのあたりにきな臭い匂いを錯覚してしまう程の迫力であった。少年達のゲリラ戦の結末には、凄まじいカタルシスを味わうことが出来た。

     読後しばらく経った今も、少年達が戦う壮絶な場面が、脳裏に映像としてフラッシュバックしてしまう。そういう表現力はさすがである。
     思えば、暴力描写と物語のカタルシスを強烈に体感させるということでは、ある意味で文学体験に価するのかもしれない。

  • 上巻は登場人物覚えたりするので
    必死で内容があまり入ってこなくて
    退屈してしまったけど
    下巻は面白くて一気読みしてしまいました。
    イシハラグループのキャラ…
    なんでこんな強烈なキャラ達と
    展開をつくっていけるか…
    ほんとに最後の最後まで
    しっかり読ませていただきました。

  • 小説家も体を張って闘ってるんだ、と思った。村上龍という人を、この作品を読んで、いい人だな、と認識しました。
    ラストの方の、耳の出てくる描写はびっくらこいた。

  • 戦闘場面で心臓のバクバク感がはんぱ無かったです。本を読んでこんなにアドレナリンが出るものなのかと。手に汗握る興奮とはこういうことかも。

  • 2014.10.21読了。
    今年35冊目。

  • 上下通しての感想。すごかった!!なんて本当に安直な感想のように響いてしまうけど本当にすごかった!なにがすごいって圧倒的な情報量に裏付けられた設定と、緻密に計算された構想。覚えきれないほどたくさんの人物が登場し、それぞれの視点から語るのだがそのどれもが無駄でなく物語を構成する必須のピースになっている。高麗遠征軍側の人物と日本政府側の人物が語る部分が物語の多くを占め、それに対してイシハラ組の人物が語る部分が少ないのも村上龍の計算の内だと思った。
    善悪に悩み、自らがとる行動ひとつひとつに口実を見つけ、拠り所としたがる日本政府、そして本州の日本人。自らの中に絶対の善悪を持っていてその善の範囲であれば人を制圧することにすら何の躊躇いも持たない高麗遠征軍。そして善悪という概念を持たず「やりたいことをやる」、新種の人間とも言うべきイシハラ組。
    最初はグロテスクだ、と思いおそるおそる読んでいたもののだんだんそういったシーンに動じなくなり、イシハラの言葉に共感し、「何が怖いのか突き止めないと進めない、そうだよなぁ」とヒノの心理に頷き頷き、ついにはイシハラ組を応援してしまう。やがて、周囲と協力することなんてついぞなかった彼らのうちに生じる微妙な変化に感動させられたりもする。しがらみに囚われずそれぞれの信念で動く彼らが戦う姿やもたらす結果が本当に爽快で、残り少ないページを見て切なくなった。正しいか正しくないか、利益があるかないかなど大した問題ではないと言ったらそれこそ問題かもしれないけれど、そういうときもあるんだと痛感させられた。頭の中がもやもやする程悩み、人生の岐路のような状況に立たされたときイシハラの言葉を思い出すだろう。

    「それは、お前の自由だ。」

    読んでよかった〜!きっとまた読むでしょう!

  • こんなに作りこまれた小説はひさしぶりた。
    うまくピースがはまっていくようにするすると話がはいってきて怖いくらいでした。
    コリョとイシハラグループ、細川さんはすごく好きでした。
    チョ•スリョンもよかった。
    もう一度読む力は残ってないけど( ´∀` ;)
    読んでよかったとは思いました。

  • 石原軍団VS北朝鮮500人の兵士

    高麗遠征軍に占領された福岡は遠征軍に怯えながらも帰順の意を示していく。
    遠征軍の後続部隊12万が北朝鮮を出発し福岡が完全制圧されようとしている。
    もちろん日本政府は上巻同様、及び腰でテロリストとは交渉しないけど福岡封鎖続行中。セオリーを履き違えている日本政府は、ただただ意味の無い仕事をやってるっぷり・・・

    そこで立ち上がるのが男の中の男達、石原軍団!
    独立した個性でバラバラの個だった彼等は誰に頼まれる訳ではなく使命感でもなく、ただただ遠征軍に立ち向かっていくのでした!

    注:炊き出しをする石原軍団は全然関係ありません!

  • スケールのでかい話。
    設定が面白い。
    読むのに時間がかかったけど面白い話だった。

  • 壮大だった。あり得ないと思えるけど、それでもリアルだった。登場人物が多く、それぞれにバックグラウンドがある。北朝鮮、行政、国際関係、経済、人々の生活、考えることと行動すること、成長環境、げんじつを直視すること、アイデンティティ、決定プロセス、目的目標を定めること、決めること、断つこと、軍事について、音の繋がりと意味と詩、法律、歴史、暴力と理性、メディア、様々なところに思いを巡らすことができた。
    2011年が主要な舞台であるということ、そして読んだのが2014年であるということに符号を与えたくなった。

  • 途中中だるみしたけれど、最後までなんとか読めました。やはりカタカナの名前にはなじめず、登場人物も多いことからちょっと苦労。ラストはまぁ良かったんじゃないでしょうか。養女はどうかと思いましたけど。

  • これはスゴイ

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さらなるテロの危険に日本政府は福岡を封鎖する。逮捕、拷問、粛清、白昼の銃撃戦、被占領者の苦悩と危険な恋。北朝鮮の後続部隊12万人が博多港に接近するなか、ある若者たちが決死の抵抗を開始した。現実を凌駕する想像力と、精密な描写で迫る聖戦のすべて。

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