野菜ソムリエの美味しい経営学 (幻冬舎セレクト)

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著者 : 福井栄治
  • 幻冬舎 (2006年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344008588

野菜ソムリエの美味しい経営学 (幻冬舎セレクト)の感想・レビュー・書評

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  • 逗子図書館にアリ

  • TVで直営店(野菜ソムリエのいる店 Ef)を紹介していた。野菜ソムリエと呼ばれる人が対面販売で特徴や美味しい調理方法を説明しながら野菜を薦めていた。興味を持って本書を見つけ、読んだ。
    筆者は商社マン時代に有機農産物を取り扱うセクションを立ち上げ、日本の農産物の実情に触れ、強い危機感とビジネスチャンスを見出し独立する。
    消費者向けの青果物の多くがスーパーに販売チャネルを移し、見た目や日持ち、他たちや大きさが揃っていることなどが重視され、消費者が本当に知りたいおいしさや栄養価、安全性などは軽視される傾向になり、その情報も伝えられなくなてしまった。従来の八百屋も知識や情報があり、対面販売でそういった情報を伝えられるにもかかわらず、それをうまく伝えるコミュニケーション能力に書いている。そこで、フルーツ&ベジタブルマイスター協会を設立し、資格制度を制定して、成果物の情報を持つ人材の育成を目指した。「ラグジュアリー」商品に当たる、京野菜などのブランド野菜は主に高級レストランや料亭に出荷され、生産量も僅か。その他の多くが「コモディティ」商品として一律に安価で流通しているが、地方にはその生産量少なさや、おいしさ、特徴などのアピールが足りないためにまだ知られていない「スペシャリティ」となり得る野菜が多く存在することに注目し、「地野菜」として直営店Efで積極的に販売している。ここでは取り扱いアイテム数を通常のスーパーの300に対し、60前後まで絞り、メニュー提案などでうまく対応し、品切れ等のチャンスロスに対しても寛容な態度を取り、在庫ロスを抑えて収益アップを図っている。
    最後に、日本の農業に対して広域大規模法人の設立により、生産者個人では困難なリスク回避と他産業では当たり前のマーケティングアプローチができるプロフェッショナルの導入を低減している。

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