念力図鑑

著者 :
  • 幻冬舎
3.62
  • (9)
  • (4)
  • (20)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 69
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344010130

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 短歌なるものを始めてみようと思い立ち、ラジオに出ていた著者の歌集を読んでみた。

    余白を楽しむという笹氏の歌論のとおり、歌の背後にある物語の広がりが、読者に委ねられる感じがする歌の連続だった。

  • 「転校生はガワン族」や「続・生徒会長レイコ」のキャラクターの強烈さにニヤニヤしながら読んでたんですが、ふいに「置き忘れのコーラ噴き出て止まらない夜の教室は流星祭り」なんてロマンチックが飛び込んできたり、かと思えば校長の無心念仏。おもしろかった。
    他には「弟のポテトこっそり抜き取ればJOKERと細く書かれてありき」が好き。

  • ハトにつれられて天国へ…という内容の川柳に心打たれました。が、挿し絵がシュールで笑った(笑)
    海外からの転校生のくだりは漫画で読んでみたいと思いました。

  • 念力再び。

  • 嗚呼、変な気持ちになる。

  • 今回は特にコレ!というのはないんですが、強いて言うなら「校長の無心念仏」シリーズかしら?<br>
    結局どんなオチになってるのかは自分で想像するしかないんですがかなりサイコです。

  • 現代短歌。
    ・信長の愛用の茶器壊したるほどのピンチといえばわかるか
    爆笑。

  • ヘンな短歌集第3弾です。
    第2弾は『念力姫』らしいのですが、そっちはあんまり面白そうじゃなかったので、とばしました。
    3冊とも出版社が違っていて、これは幻冬舎です。
    もてないしだまされるダメダメ兄ちゃん、前世の記憶あふれる弟の<念力家族>
    あいかわらず女王な<生徒会長レイコ>
    念力学園ものも健在。
    1作目に比べれば、オカルトっぽい題材ではないものもたくさん入っています。

    イラスト / 田中 英樹
    デザイン / 鈴木成一デザイン室
    初出 / 『わしズム』連載「念力ジェネレーション」、『SFマガジン』巻頭連載「地球スコープ」、『未来』

  • 念力シリーズ3、
    くすっと笑ってしまう。心をねこじゃらしで撫でられたような、そんな感じ。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1975年東京生まれ。「未来」選者。現代歌人協会理事。大正大学客員准教授。文化学院講師。歌集に『念力家族』『念力図鑑』『抒情の奇妙な冒険』。他に『念力姫』『笹公人の念力短歌トレーニング』、絵本『ヘンなあさ』(本秀康・絵)、和田誠氏と共著『連句遊戯』、朱川湊人氏との共著『遊星ハグルマ装置』などがある。NHK Eテレにて、連続ドラマ「念力家族」が放送中(2015年3月30日~)。

「2015年 『念力ろまん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

笹公人の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×