瀕死のライオン 上

著者 :
  • 幻冬舎
3.40
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本棚登録 : 163
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344012042

作品紹介・あらすじ

日本で初めて特殊作戦部隊を実現するために陸上自衛隊内に組織された"特殊作戦群"の指揮官である剣先巌は、少数精鋭でいかなる環境でもあらゆる任務を遂行する優れた戦士を一人でも多く作り上げることを目指し、常に苛烈な秘密訓練を行っていた。"特殊作戦群"正式隊員になるための教育・訓練課程にいる清田武も、当然のように肉体と精神がボロボロになる日々を送っていた。"特殊作戦群"同様に活動の一切が非公開である"内閣情報調査室"で29年間にわたり諜報活動に従事してきた真中紘太は、定年を数カ月後に控えたある日、韓国情報機関の幹部キムから北朝鮮の陰謀の端緒を掴む。彼は、その計画が日本人を"隷属化"するためのものであり、また総理周辺にそれに加担するスパイがいると告げた。真中は若くして内調の朝鮮半島班担当参事官(キャップ)に任命された廣瀬由実子とともに調査を開始するが…。国家危機管理(『宣戦布告』)、公安警察(『ZERO』)、外事警察(『CO』)-衝撃作を発表し続ける著者が、三年の徹底取材を元に描くエンターテインメント小説の決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 日本で初めて特殊作戦部隊を実現するために陸上自衛隊内に組織された“特殊作戦群”の指揮官である剣先巌は、少数精鋭でいかなる環境でもあらゆる任務を遂行する優れた戦士を一人でも多く作り上げることを目指し、常に苛烈な秘密訓練を行っていた。
    “特殊作戦群”正式隊員になるための教育・訓練課程にいる清田武も、当然のように肉体と精神がボロボロになる日々を送っていた。
    “特殊作戦群”同様に活動の一切が非公開である“内閣情報調査室”で29年間にわたり諜報活動に従事してきた真中紘太は、定年を数カ月後に控えたある日、韓国情報機関の幹部キムから北朝鮮の陰謀の端緒を掴む。
    彼は、その計画が日本人を“隷属化”するためのものであり、また総理周辺にそれに加担するスパイがいると告げた。
    真中は若くして内調の朝鮮半島班担当参事官(キャップ)に任命された廣瀬由実子とともに調査を開始するが…。
    (アマゾンより引用)

    やだ、もう
    全然意味が分からん

  • フィクションとはいえリアルだなあ〜

  • 謀略モノ、ってやつですか?
    人間味のある話もちりばめてくれるとありがたいのですが。
    下巻に期待!ということで。

  • 自衛隊特殊部隊が北朝鮮の陰謀を阻止する話。人間業を超えた能力を有するメンバーが活躍する。カッコいい。

  • 圧倒的な調査を行ったとおもられる背骨のしっかりした小説。

    インテリジェンス(諜報活動)だけではなく、自衛隊出動(通常の治安維持等ではない)も
    視野に入れて描かれてる。

    宣戦布告のときのような、自衛隊のジレンマや、官邸の優柔不断さを排除したストーリーは
    逆に悪寒を感じるほどリアリティーがあり非常に面白い。

    しかも、内容的には脚色が多いと思うが、実在する特殊戦部隊をストーリーのキーとしているのは
    その秘密めいた存在がゆえにリアリティーを損なわないでストーリーを展開できる点にあると思う。

    しかもそこに登場する隊員たちの壮絶と言って良いほどの信念と覚悟。

    正直、私にはそこまでの信念と覚悟は持てないなぁ。

    この手の本を読むと考えさせられるのが、”かっこいい”で済まされない自衛官という職業を
    選択する人達の心意気とか信念とか覚悟とか。

    私には真似できません。

    ちなみに瀕死のライオンとは、フランス革命の際、ルイ16世を警護して殉死した
    スイスの傭兵を称えるために建てられた像だそうです。

    実物を見てみたいですね。

  • 上巻は、半分意地で読破

  • 特殊精鋭工作部隊。国家の安全保障に関わる最高機密の工作活動を手がける、超高度の専門技術と、強固な精神力を兼ね備えた真のエリート達の物語。
    そして、国際外交を視野に入れない彼らの任務は、その特異性ゆえに、完遂しようとも公に勲功を授かることを許されず、失敗しようとも追悼されることなく歴史の闇にただ埋もれるのみ。
    常軌を逸する体力と技量を持った隊員でさえ切れば血の出る人間であり、ひとたび銃撃戦になれば火力の総量によって戦況は絶望的となる。
    いかなる状況に陥ろうとも、任務を遂行しようとする彼らを突き動かすものは何なのか。国家、仲間、家族のためか。
    なぜかただの読者である自分が彼らに敬礼してしまう。
    熱すぎる!

  • 特殊部隊だかなんだかの人がスーパーマンばりに完全無欠で、リアリティも面白みも感じない。

  • だいぶ前に通販で買ったような・・・。アタマの数ページ読んだだけで、現在放置中。すまぬ。

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著者プロフィール

大阪府生まれ。小説デビュー作『宣戦布告』がベストセラーになり映画化。以後、『ZERO』『瀕死のライオン』『外事警察』『奪還』『特命』『銀色の霧』『QUEEN スカイマーシャル兼清涼真』など話題作を発表し続けている

「2022年 『トツ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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