ほかに誰がいる

著者 :
  • 幻冬舎
3.14
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  • (24)
  • (7)
本棚登録 : 233
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344012288

感想・レビュー・書評

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  • 怖かった……
    これが狂愛ってやつか……??

  • 恋愛もので、ホラーで、サスペンスで、最後は童話だった。「ほかに誰がいる」のフレーズのところ、切なすぎて涙。

  • デビュー作「肝、焼ける」とは全然違う作品。前作はいかにもいそうな登場人物たちを描いた作品だった。今回は、同じ女性に強いあこがれを抱いた主人公が、なんとか親友に近づこうとする話。
     簡単なあらすじを追うと、ホラーだよ。微妙に冷静な語り口も不気味。その語り口でつづられる急な展開にもびっくり。
     でもやっぱ朝倉かすみは上手いな―。

  • 図書館から借りた。これは後味悪いやつ。
    捉え方によってはハピエン?

    同性に惹かれて徐々にエスカレートして狂っていくのが痛い。名前書いてるくらいまでは、痛いけど穏やかな気持ちで読めた。
    タイトル回収のところ(p.182)はめっちゃ好き。

  • 偏愛みたいな何かに突き動かされて、文字通りなんでもやる話。
    異常じゃないか、という言動が目立つのだけど、おそらくちゃんと社会生活を送っていたり、俯瞰して自分を判断できている様子があって、それがいっそう不気味な感じ。
    細かく章が分割されていて、さらさら読めて次々展開していく。先はずっと予想できなかったし、ラストもまた予想外に終わった。
    あと、「天鵞絨」という表記は確かにぴったりな気がする。

  • 装丁に惹かれて読んだ。鈴木成一デザイン室。表紙の印象通りの繊細な女の子の話。魂の片割れが女の子だったらどうするか、ラストがとても女の子らしい

  • 初めて読んだ朝倉さんの作品。
    とても衝撃的な内容でずっと心に残り、朝倉かすみさんにはまるきっかけとなった作品。
    今もずっと朝倉作品の中で一番好き。

  • 2015.4.12 読了

    なんか よくわからん話だったなぁ

    女子中高生の ありがちな
    うまく 距離をとれない付き合い方を
    描いてるんだと思ってたけど、
    だんだん 話の趣きが変わってきて。

    救いようのない展開で、
    読後感は あまりよくなかった。。。

  • かわいい顔して不気味な話。

  • 朝倉さんはこういういっちゃってる子が好きですな。
    恐怖漫画にありそうなお話の流れだった。

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著者プロフィール

1960 年生まれ。北海道出身。04 年「肝、焼ける」で第72 回小説現代新人賞、09 年「田村はまだか」で第30 回吉川英治文学新人賞、19 年「平場の月」で第35 回山本周五郎賞受賞。

「2021年 『ぼくは朝日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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