日本古代文学入門

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 80
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344012301

作品紹介・あらすじ

現代文学の意匠はすべて、日本の古代である7、8世紀に出尽くしていた!つまらなく下手な現代小説よりも、超読みやすく超面白い古典がここにある。

感想・レビュー・書評

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  • 人間の持っている狂気。怪しい文学の存在する価値。表現でとどまるか、実際の行動に移っちゃうか。現代に起こる猟奇的な事件は何も今に始まったことではなく、古代にもあったのだろう。だから仕方ない、ではなく何とかしてそれを昇華できるとよいですけど。古代文学がなんだかわからないけど魅力的なのはこういうわけなのかな~。

  • 主に 古事記を台として新しい解釈で説明している

  • ダイナミックでとても面白い

  • カバーの会田誠「大山椒魚」に吸い寄せらる
    記紀神話を文学的側面から見て、そこにあるサスペンスやラブロマンスを現在形で伝える。

  • 古代史って国問わずえろぐろですね。

  • いっそ清々しい程の短絡思考な人々。人が記号でしかない、というより、物語伝承の過程で思考が削ぎとされ、行動のみが語り継がれてきた結果なのだと思いたい。エロにもグロにも思い切りが良すぎて、色っぽいとは無縁です。そこが伝承モノの醍醐味ですが。

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著者プロフィール

千葉大学名誉教授。1946 年、三重県生まれ。『古事記』を中心に古代文学・伝承文学に新たな読解の可能性をさぐり続けている。共立女子短期大学・千葉大学・立正大学等の教員を歴任し、2017年3月定年退職。著書に『浦島太郎の文学史』『神話と歴史叙述』『口語訳古事記』(第1回角川財団学芸賞受賞)『古事記を読みなおす』(第1回古代歴史文化みやざき賞受賞)『古代研究』『風土記の世界』『コジオタ(古事記学者)ノート』など多数。研究を兼ねた趣味は祭祀見学や遺跡めぐり。当社より『NHK「100分de名著」ブックス 古事記』を2014年8月に刊行。

「2022年 『こころをよむ 『古事記』神話から読む古代人の心』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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