ひとかげ

  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (137ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344012325

感想・レビュー・書評

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  • とかげのリメイク作品。<BR>
    視界がひろくなって、優しくなった。ぎらぎらして尖がっていたとかげの孤独がとても印象に残っていたけど、今のひとかげも好きだ。

  • <font color="#666666"><table style="width:75%;border:0;" border="0"><tr><td style="border:0;" valign="top" align="center"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344012321/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ec1.images-amazon.com/images/I/21Q39FV9SZL.jpg" border="0" alt="ひとかげ"></a></td><td style="padding:0 0.4em;border:0;" valign="top"><a href="http://blog.fc2.com/goods/4344012321/yorimichikan-22" target="_blank"> ひとかげ</a><br>よしもと ばなな (2006/09)<br>幻冬舎<br><br><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344012321/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"> この商品の詳細を見る</a></td></tr></table>
    <blockquote><p><strong>「私の、私の聖堂を、取りもどさなくては。」過去のつらい体験にとらわれ、心に傷を抱えながら愛しあう二人。深い闇で起きた、たくましい生命の復活を描く、「祈り」の物語。14年ぶり。進化したとかげの誕生。</strong></p></blockquote>
    主人公たちの職業意識の甘さなど、十四年を経て納得できないことごとがあり、書き直された『とかげ』のリメイク作品である。うしろに『とかげ』も併せて収録されている。
    比べて読むとたしかに著者の伝えたいことがより細やかに描かれ、わかりやすくなっていると思う。
    ただ仕方のないことだろうが、『とかげ』をすでに読んでいると、自分の罰し方とか人とのかかわり方とか、さまざまな点で印象は前作よりも薄くなるのも否めない。</font>

  • 「とかげ」のほうがあっさりしていて、こちらだけでじゅうぶん完成しているとおもった。でも「ひとかげ」には、こころに染み入ることばがいくつか加えられていて、そういった変化をみつけたときやさしいきもちになれた。

  • とかげの話

    あたしはひとかげのほうが好き

    とかげのほうはちょっと傲慢な感じがする

  • とかげの続きだと勝手に勘違いしてたから、リメイク版だと気づいたときはびっくりした(笑)

  • 後ろについているとかげを読む時は、どこがひとかげと違うのか見比べながら読んだので、時間がかかってしょうがない。文章は今の方が上手。でも、昔の方がよい。

  • 書き直して正解。角が取れて丸くなった。

  • ■「とかげ」のリメイク版ってことで「ひとかげ」?「とかげ」も入ってるからそっちを先に読んだけど「とかげ」のほうがさっぱりしててそれはそれでありだったかなぁ。「ひとかげ」はもちろん、年月を経たってこともあって、深くなってたけど2人の関係があいまいな感じになった気がした

  • 過去のつらい体験にとらわれ、心に傷を抱えながら愛しあう2人。深い闇で
    起きた、たくましい生命の復活を描いた、「祈り」の物語。14年前に書いた
    小説「とかげ」をリメイク。「とかげ」も併せて収録する。

  • 「とかげ」(既読)のリメイクです。後半に「とかげ」も再掲しています。冷たい「とかげ」に温かみを足して「ひとかげ」となったのかな?変化を比べるのもよし、これはこれで読むもよし。エピソードも足さず完全な「書き直し」ですが、試みは成功だと私は思います。

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著者プロフィール

1964年07月24日東京都生まれ。A型。日本大学芸術学部文藝学科卒業。1987年11月小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞受賞。1988年01月『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞受賞。1988年08月『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞受賞。1989年03月『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞受賞。1993年06月イタリアのスカンノ賞受賞。1995年11月『アムリタ』で第5回紫式部賞受賞。1996年03月イタリアのフェンディッシメ文学賞「Under 35」受賞。1999年11月イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門受賞。2000年09月『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞受賞。『キッチン』をはじめ、諸作品は海外30数カ国で翻訳、出版されている。

「2013年 『女子の遺伝子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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