- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344012769
感想・レビュー・書評
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中学生の頃初めて読んで、ずっと1番好きだと言い続けてきた本。私の原点にして頂点。私のもう一つの心臓。
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やっぱ山田さんだ!という作品でした。
追い詰められた人の感情とかがリアルです。 -
面白かったです。
自分だったら、自分だったらって
考えながら読みました★
途中で話の最後が分かりましたが
とても楽しかった!! -
■0822.
<読破期間>
H20/2/24~H20/2/25
<本の内容>
脱出する唯一の方法はたった一つ…それは、友を殺すこと。
「あと何人殺せば、この地獄から解放されるのか?」
大学生の松浦優菜たち8人が目覚めたのは、施錠された鉄製のドアを備えた見知らぬ一室。
ドアの真向かいの壁には、スイッチと黒い穴があるだけだ。
自分たちは拉致されたのか?一体誰が、何の目的で?
壁にあるスイッチを押すとドアの鍵は開くが、
外に出ようとスイッチから手を離すと、ドアは凄まじい勢いで閉ざされてしまう。
ドアは、スイッチを押し続けている間だけ、開く仕組みになっているらしい。
不安が広がる中、突然、黒い穴から水が噴出し、部屋は瞬く間に水で満たされ始めた。
溺死を免れるためにドアを開けるには、誰か一人が部屋に残り、
開錠のためのスイッチを押し続けなければならない。
友情、裏切り、期待、絶望……。
それぞれの思惑を胸に、剥き出しになる人間の本性。
殺人ゲームの勝者は誰だ!?
そして、ドアの向こう側で生き残った人間を待ち受けるものとは? -
人の醜さとか愛情とかが表れてます。
最終的にはまた同じ事が繰り返されて、
最後の1人になるまで自分が生きようと必死になると思います。
これは勝手な考えですが、
友達が好きだった人を主人公も好きだったのではないか??
主人公の願望、欲の深さが心の闇を生み出して
1人が死んでいくとまた他の人の人の憎しみが深くなっていく…
主人公も最後には人を憎む心しか持てないようになっていたと思う。
人によって感じ方があると思うけど
私は結構好きな話でした。 -
読み終わった後に絶対に紙とペンと電卓を手に取る一冊。
数学苦手なアナタでもきっとやりたくなる。
んで「うがー!!!」ってなること間違いない一冊。 -
この作者の人間の描き方はすごい!リアルすぎる。自分は狂ってしまうのか、人を思いやるのか、落ちついてられるのか......やっぱり死ぬのは怖い。
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優奈は12月6日、サークルの友人たちと飲み会をしたことまでは覚えていた。けれど次の瞬間、目が覚めたのはコンクリートで作られた正方形の部屋の中だった。部屋にあるのは赤色のスイッチと鉄の扉。そして、どうやら部屋を出るには一人が犠牲にならないといけないことに思い至る。
扉を開ける度に違う罠があるというスリルが中々に良かった。一人一人の思いが伝わってきて、読み始めるとすんなり話に入っていけた。終わり方は、良い感じに続きが気になるが、読後感が良かった。 -
この作品は、友達8人が謎の暗い部屋に入れられる。そしてその部屋には1つの扉がある。誰か1人の命が犠牲にならないと扉が開けられず次の部屋にすすめないという、とても、残酷で、非人道的な話である。この話も「非人道的」なところがあるので、そういうのが苦手な人は、読まないほうがいいと思う。そしてこの作品は、8人の人間の思いやり、欲望、エゴ、などすべての思いが複雑に絡み合っていると思う。この本を読めば、人間の欲深さがよくわかるのかもしれない。
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山田先生の本で一番好き♪
ハラハラするんだけど、好きな人のために・・・って感じで、最後は主人公の女の子の強さに惹かれてみたり・・・。
ホラーサスペンスなんだけど読んでて涙ぐんでしまいました^^;
お勧め♪