「愛」という言葉を口にできなかった二人のために

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著者 : 沢木耕太郎
  • 幻冬舎 (2007年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344013131

「愛」という言葉を口にできなかった二人のためにの感想・レビュー・書評

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  • まさかの恋愛エッセイ?なわけがなかったー。映画を好きそうなイメージがなかったから映画評論とは意外でした。

    でてきてたけど、個人的にはオードリーヘップバーンの魅力はさっぱりわからない。みんながかわいいっていうから言っとかなきゃ!かよって思います。


    『もしA級戦犯の軍人たちが私の考えるような「もののふ」だとしたら、深く愧(=恥)じているに違いない。
    愧じているのは、戦争に負けたことでもなければ、戦勝国によって戦犯と名指しされたことでもない。
    そうではなく、多くの兵士たちを愛しいものたちの待つ故国に帰してやれなかったことを愧じていると思うのだ。
    いや、愧じるべきだと思うのだ。
    そして、もし私がA級戦犯の遺族だとしたら、その父の愧を受け止め、家族のもとに帰らないまま無念の死を遂げた兵士たちと同じところにまつられることを辞退すると思うのだ。』
    2010年06月13日 18:17

  • 旅エッセイで視点、勇気、まっすぐさ、言葉遣いの巧みさで
    絶大な人気を誇る沢木耕太郎さん。

    この本は、そんな彼の映画評を集めた本。

    「旅」は自分が体験したことを描くけど、
    「映画」は他人が描いたものを観た感想を書く。

    だからこそ、驚く。

    沢木さんの感覚、洞察力の強さって、
    そしてそれを言葉に出来るすごさって。

    みるみるうちに惹きこまれていく。
    あたかも、映画評そのものが物語であるかのように。

    だって、何よりこのタイトル。

    「愛」という言葉を口にできなかった二人のために。

    ・・・思い出す。
    好きと言えなかったから募る想い。
    無言の目線の絡み合い。

    とか。

    沢木さんの言葉に導かれるように、自分の世界にも入っていっちゃう。

    とにかく、こんなに物語のように世界が広がる映画評は読んだことない。

    暑い夏、DVDを観る前に、この本でどの映画を借りようか
    悩んでみてください。

    きっとたくさん借りたくなっちゃうはず。

  • 08044

  • これは良い本です!
    映画好きな人は、映画エッセイってどうなのかな。
    でも、これは「映画から始まるエッセイ」。
    私は、映画はほどほどで、邦画を見る機会のほうが圧倒的に多いので、時々お気に入りの洋画が、沢木さんの絶妙な語りで語られるのが、とても嬉しかった。
    あと、観てみたいな〜とおもう映画もたくさんありました。
    オススメの1冊☆
    2009.1.22〜1.25読了

  • サワコーの映画コラム集第2弾。タイトルまたも長い・・・。

  • 「世界は『使われなかった人生』であふれている」に続く、映画を題材にした沢木耕太郎のエッセイ集。古今東西の映画について、言葉としての「愛」を見せない「愛」を柱に。

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