鹿男あをによし

著者 :
  • 幻冬舎
3.80
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本棚登録 : 5009
感想 : 955
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  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344013148

感想・レビュー・書評

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  • 東京で研究職をしていた主人公はひょんなことから、奈良の女子高で2か月間教師として勤めることになる。
    そこで鹿に話しかけられ、重大な任務を命ぜられるが…。

    歴史とファンタジーの絶妙な融合。
    読んでいて、奈良に行きたくなるし古墳や歴史に興味が湧いてくる。
    なによりも、終わり方がすごく好き。

    ファンタジーに苦手意識があったけれど、こんなファンタジーならありだ。
    ぴぃ。

  • 次奈良に行って鹿を見たら、話しかけてくるんじゃないかってドキドキしてしまいそう。剣道のシーンがかっこよかった。もう一回日本史をちゃんと勉強してみたいと思った。先生は神経衰弱なんかじゃなかった。

  • 自分が中学生くらいのときに流行ったかと思っていたが、たった10年前に出版された本だった。
    ザッピングしているときにドラマをちらと見た覚えがある。

    序盤、単なる坊っちゃんの焼き増し作品かと思いながら読み進めていったが、ファンタジーだった。
    寺社仏閣がそれなりに好きな自分にはそれなりに面白かった。

    展開も分かりやすくて、娯楽文学らしい、気楽に読める作品だった。
    前から『鴨川ホルモー』も気になっていたので、この作者の別作品も読んでみるかも。

  • ファンタジックなものはあまり得意でないが、これはいけた。
    しりあがりにハマっていく感じ。

  • 3.0

  • 前にドラマ化してたなぁと思い手に取った。内容は知らなかったので、こんなファンタジーなお話だったの?と思いながら、最後まで楽しく読めた。

  •  大学院生が臨時で女子高で教えることになり、その後なぜか鹿に変えられて、最終的に世界を救おうとするファンタジー。
     という、意味不明なストーリー紹介だけど、けどそういうことだと思う。最終段階ではミステリー的な要素があって、面白く読めた。この大学院生は、描かれた大学院での様子からは人間関係が下手な、ややアスペルガー的傾向があるのか、と思っていたが、女子高に赴任してからの教師としてのこの人物は、完璧からは程遠いかもしれないが、周囲の人物の心理も理解し、適切なツッコミも入れられるという点で、実はバランス感覚のある人物として描かれているような気がする。
     おれが教師だから、いくら下手で臨時だとしてもこんな先生っているのかという感じで、なんかリアルじゃないなと思ってしまうが、教頭の言葉「教師の仕事というのは、我慢比べです。相手がそれと意識していない我慢比べです。ときには独り相撲になって、ひどくつかれることもあります。」(p.75)という部分はリアルで、妙に納得した。
     ところで、毎年大晦日に駆け込みで(紅白前に)ブクログを書いているが、まだ昼過ぎだけど、今読んでいる新書は終わりそうにないし、今年はこれが最後の本になりそう。来年も何とか50冊は超えるよう、そして洋書もたくさん含められるように頑張りたい。(20/12/31)

  • 2018.12.23読了(図書館)
    ☆2.8

    ファンタジー的な設定になかなか馴染めず、頑張って最後まで読んでみたけれど結局しっくりこなかった。
    映像化するのは難しそうだが、どんな風にドラマ化されていたのか気になる。

  • なかなか面白いし読後感も悪くないが、評判の割にもうちょっと、かな…

  • お気に入りのドラマだったので何度も観ましたが、原作はこれが初読みでした。
    「先生」と「かのこちゃんのお父さん」が同一人物だと考えると、随分頼りになる
    大人の男性になったなぁと、嬉しくなってしまいました。ただ、衝撃だったのが
    藤原君が豆のようなのっぺりした顔の、坊主頭の、子持ちの男だったこと。
    ショック!綾瀬はるか、どこ行った…

著者プロフィール

万城目学(まきめ・まなぶ)
1976年生まれ、大阪府出身。京都大学法学部卒。
2006年、『鴨川ホルモー』(第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞)でデビュー。主な作品に『鹿男あをによし』、『プリンセス・トヨトミ』、『偉大なる、しゅららぼん』などがあり、いずれも文学賞ノミネート、映像化等など、大きな話題を呼ぶ。また、エッセイ集に『ザ・万歩計』、『ザ・万遊記』、対談本に『ぼくらの近代建築デラックス!』がある。

「2013年 『ザ・万字固め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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