反転―闇社会の守護神と呼ばれて

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著者 : 田中森一
  • 幻冬舎 (2007年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344013438

反転―闇社会の守護神と呼ばれての感想・レビュー・書評

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  • なかなか面白かった。
    人生イイことばかりでなないよ。しかし、努力があってここまで、のし上がられていることは読んでいてよくわかったし、その分、離れていったものも大きかったんだと思う。

    正解はない。

    しかし、ここまで書いていいのか?というところまで書いてあったが、これ、本当なんだろうなぁ。。。

  • オフィス樋口Booksの記事と重複しています。記事のアドレスは次の通りです。
    http://books-officehiguchi.com/archives/4011877.html

    序章では石橋産業手形詐欺事件の公判で判決が言い渡される場面から始まる。第1章からは、生い立ち、検事になってからの活動、弁護士への転身、弁護士になってからの人脈、石橋産業手形詐欺事件の審判へという流れで展開されている。この本を読んで、イトマン事件や住専などの話題が出てくるので、中には当時のことを思い出した人もいるだろう。

  • 闇の守護神だってさ。
    ヤメ険が検察を批判するが、検察も筆者も同じ穴の狢な感じがする。

  • 面白かった
    いかにして絵を描いて、供述を取って行くか

    そろばんを高速で弾いて、脱税額を指摘して見せるとか
    調書をなんども破いて、被疑者の心に罪悪感をかきたてるとか
    あるいは図らずも相手に持たせた凶器の日本刀について
    「おれがここで振り回すと思わなかったのか」
    と感服して自供するとか

    また国策捜査、として誰を狙うか
    あるいは捜査をいかにしてつぶすか

    19 許永中の狭心症、判決で卒倒
    42 誰も住まない家に5000万円
    47 車代、1000万円3回

    57 デモ参加は女子と仲良くなるため
    79 知事と裁判長以外は挨拶に来る、検事正着任
    82 国税・税務署の腐敗はやりたがらない

    84 マスコミ利用
    89 被疑者起訴で特別報奨金。選挙違反やるとウハウハ
    114 人定、素肌の上にワイシャツ。コイツ遊び人や

    120 ゲイの費用を裁判で隠す
    127 家宅捜索で警官がネコババ、大阪のゲーム賭博
    130 警視庁、スマートでビジネスライク。大阪は古風で職人気質

    141 自白、畳み掛ける時。顔から血がひく。脂汗。
    143 ヤクザより始末悪い同和
    147 家の庭に豚や牛の生首

    149 調書に信用性を持たせるテクニック
    153 経済事件、人間のずるさ発露
    159 大阪の出納長。首相が検察と手打ち

    167 内部からの嫌がらせ。男の嫉妬
    170 ロッキード事件
    172 江坂、関西の同和地域の中でも聖地と呼ばれるほどの被差別地域

    175 金屏風事件
    178 大阪で検事正が引退すると読売と住銀が顧問企業をあっせんする
    179 筋書きありき?平和相銀事件

    185 商事法務で論文合戦
    212 刺青で皮膚呼吸できない??
    229 許永中、ロマネコンティ買占め

    231 1万円が100円の感覚
    235 中岡信栄、金バラまく。拓銀つぶす
    256 西成、住民票移すと、腕っこきでも取り立て諦める

    267 山口敏夫の不始末、しつこさ。
    270 ヤクザと政治家
    287 ライブドア事件

    289 仕手戦、300~500億円。数十人がグループ
    290 終了間際の買い注文で上げ気配にする
    291 インサイダーの抜け道。海外経由で金流す

    294 誠備の加藤、口堅い。ファンがいる。稲川会会長の男気
    295 仕手戦に政治家紹介
    299 株の世界は非情

    304 イトマン事件、伊藤の地上げ成功に住銀がほれ込む
    307 磯田の娘への親バカ遠因?
    315 後藤田、検察人事に影響力持つ唯一の政治家

    326 末野、預金通帳みせびらかす。支払い、ためて値切る
    333 裁判よりトップと交渉
    336 ヤクザへのお守り代を経費にする。裁判で始めて言う。
    重複質問できないとこを突く
    337 偽の破門状でヤクザに執行猶予
    363 バブル紳士は騙しあいの勝ち組

  •  素行の悪い兄弟を持つことで裁判官を目指す。激貧の中であっても機転を利かしながら周囲の助けを得て見事、司法試験に合格する。その後は地方検事から東京地検特捜部と活躍するが、大きな事件ほど、検挙はするが上層部の壁に阻まれ立件出来ないことに苛立ち、あっさり検察を辞職する。一転、ヤメ検として弁護士の看板を掲げ資産を急速に増やし、一時は自家用ヘリまで持つに至る。

     バブル時に政治家は暴力団を使い上手に甘い蜜を吸うのに忙しい、私利私欲が渦巻き正義は行われない。ヤメ検の著者もそんな時代に翻弄されて、結局は詐欺容疑で逮捕起訴される。砂上に立てられた城は見事に崩れ落ちるのだった。

  • 何度も出てくる人物が、親の知り合いだと聞かされて驚きながら読んだ。
    すごい内容だった…

  • 人にはそれぞれの考え方がある。

  • 元特捜検事で「闇社会の守護神」と呼ばれた著者による手記。著者の生き様や、裏社会の実態、すべてが面白かったです。著者の最後の心の拠り所が、中村天風だったと知り、少し好感が持てました。

  • ボリュームも多いですが、内容的に壮絶すぎます。そして、ここまで書いちゃって大丈夫なの?と。
    特捜検察の調査というものが以下に強力なものであるか、そして、その捜査を遂行しているのも人間であり、万能ではないということがものすごくよくわかります。
    この人がどんな人生を歩んで、今に至ってしまったのか、というところについてはすごくよくわかるんですが、検察を辞めて闇社会の守護神と呼ばれるような弁護士になった経緯や、結果的にこのような自体になってしまった詳細については、前半手厚く描かれている生い立ち等に比べると切り込みが浅い気がします。おそらく、詳細を書いてしまうといろいろと面倒なことがあるからなのでしょう。
    とはいえ、暴力団と政治の関係であったり、関西の暴力団抗争の背景に何があったか、など、ニュースを見ているだけではわからないようなエピソードはものすごく面白いです。というか本当にこれは身の危険が大丈夫なのか、とも思ったんですが。
    現在は判決を受け入れて受刑している人のこと。権力の力とはかくもおそろしきもの哉。

  •  ITバブルとか過払バブルとか言いますが,ホントのバブルは凄かったんだなぁと。弁護士にそんな金払う意味が分からんという世界。弁護士の中でも特殊例外的なことではあるんだろうけれども。
     著者は結果として弁護士として越えてはいけない一線を越えてしまった訳だが,そもそも基本的な立ち位置が危うい。それで何とかなると思ったのはやはり特捜のエースと言われた者の驕りと言わざるを得まい。
     そうはいっても,そういうグレーなところで働く弁護士も必要なんだろうな。法曹はドブさらいという認識はとても共感しますが,彼がどっぷり浸かったドブは僕のさらってるドブよりもっとずっと深くて暗いのだろうな。

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